早くも別格! J2、今夏の大当たり新戦力(5)J2最強のフィジカル! 再浮上のキーマンに!?
夏の移籍ウインドーでJリーグの各クラブは不足している戦力の補強を実施した。負傷離脱者の穴埋め、下位から抜け出すための即戦力、優勝を狙ううえでのラストピース――。各クラブの判断の是非は、シーズン終了時の立ち位置によって明らかになるだろう。今回は、J2リーグにおける今夏の大当たり新戦力をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:酒井宣福(さかい・のりよし) 生年月日:1992年11月9日 現所属クラブ:レノファ山口 前所属クラブ:名古屋グランパス 加入後リーグ戦成績:9試合2ゴール0アシスト 2011年に帝京長岡高校からアルビレックス新潟に加入した酒井宣福は、2014年に期限付き移籍で加入したアビスパ福岡でレギュラーに定着。J2ながら2年連続リーグ戦7得点を記録した。ただ、復帰した新潟では出場機会を増やすことが出来ず、ファジアーノ岡山や大宮アルディージャなど、J2のクラブを転々としていた。 転機を迎えたのはサガン鳥栖へと移籍した2021年のことだ。J2でも時にはサイドバックでプレーするなど、フォワードとしてプレーすることが少なくなっていた中で、リーグ戦8得点を挙げて再びストライカーとしての地位を確立した。ただ翌年に移籍した名古屋グランパスでは持ち味を出すことが出来ず、今季も同3試合のみの出場に留まっていた。 酒井はこの現状を受け、山口に活躍の場を移すことを決断。恵まれた体格を活かした空中戦の強さはJ2では別格で、第28節V・ファーレン長崎戦ではヘディング弾でクラブの4位浮上に貢献している。現在はチームが5連敗を喫して順位を9位まで下げてしまったが、再浮上に向けて同選手の活躍は欠かせないだろう。
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