錣山部屋、初場所へ稽古再開 故寺尾の遺影前に阿炎らが汗
大相撲の錣山部屋が26日、師匠だった錣山親方(元関脇寺尾)の死去から初めて稽古を再開し、初場所(来年1月14日初日・両国国技館)に向けて新たなスタートを切った。東京都江東区の部屋の上がり座敷には仏壇が置かれ、師匠の遺影の前で幕内阿炎ら力士が汗を流した。 部屋付きの立田川親方(元小結豊真将)は身ぶり手ぶりを交えて指導。稽古後には「師匠に言われたことをしっかり思い出して。師匠は見ているから、恥ずかしくない稽古をしよう」と語りかけた。最後に訓示を全員で唱和し、約3時間半の稽古を終えた。 人気力士だった錣山親方は17日にうっ血性心不全のため、60歳で逝去。告別式は23日に営まれた。