10年以上使用した「エアコン」が壊れてしまった…これって夏に酷使しすぎたのが原因!? 「買い替え」と「修理」ならどちらが費用をおさえられる?
夏や冬に大活躍するエアコンは、つけっぱなしにすることもあり使用頻度が高くなりがちです。長年使用していると音や臭いが気になるようになり「故障かな?」と感じることもあるでしょう。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算 エアコンが壊れてしまった場合、買い替えと修理で迷う方もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、エアコンが故障して買い替えと修理を迷ったときの判断目安について調べました。またエアコンの故障で急な出費をおさえる方法もご紹介しますので、参考にしてください。
エアコンが壊れた……。買い替えと修理の判断や費用は?
エアコンを長年使用していると、異音・異臭や「電源が入らない」「室内機から風が出ない」「冷えや暖まりが弱い」などの症状が出る場合があります。故障の際の選択肢に買い替えと修理がありますが、判断の基準として使用期間が挙げられるでしょう。 メーカーによって異なりますが、エアコンは購入時期によって保証期間が定められていて、例えば本体は購入日から1年間、冷媒回路は5年間などとなっています。また販売店によっては延長保証サービスを提供している場合もあります。無料で修理対応をしてもらえれば費用はおさえられるでしょう。 保証期間を過ぎているエアコンの場合は、症状によって修理費用が発生します。費用は症状や交換部品によって異なります。 例えばある家電メーカーでは「冷えない/冷えが悪い」の症状で室温センサーを交換する場合の費用目安(税込み)は1万8000円~2万2000円前後です。 一方、コンプレッサーの交換が必要な場合は11万円~13万円前後かかるようです。出張で見積もりを出してもらう場合は、診断料と出張料の合計5830円(税込み)がかかります。
長年使用した古いエアコンは修理できないこともある
長年使用したエアコンは、交換部品がなくて修理対応できない可能性がある点にも注意が必要です。 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の「製造業表示規約」によると、エアコンの補修用性能部品の保有期間は9年間と定められています。 そのため多くのメーカーでは、家庭用エアコンの標準使用期間を10年に設定しているようです。長年使用しているエアコンの場合、修理はできずに買い替える必要があるケースも考えられます。 なお内閣府経済社会総合研究所 景気統計部が公表した「消費動向調査 令和5年3月実施調査結果」によると、エアコンの平均使用年数は13.6年で、主な買い替え理由は故障(65.1%)でした。 エアコンを買い替える場合は、機種によって費用に幅がありますが、古いエアコンを修理するのと変わらない、またはそれよりも安くなるケースも考えられます。また最新エアコンであれば省エネ性が大幅に向上していて、毎月の電気代がおさえられるでしょう。