新型も大人気必至のアウディ「Q5」とBMW「X3」。心身ともに個性を増した姿をチェック
ドイツブランドの定番SUVが数年ぶりにリニューアル。アウディ「Q5」と、BMW「X3」だ。 ▶︎すべての写真を見る どちらも日本国内でも人気のSUVだけに、間もなく日本へやって来るのは確実と言われる。発売前にそのアップデート内容を確認しておこう。
先進機能がたっぷり詰め込まれた新型アウディQ5
まずは3代目となるアウディQ5。現在日本で販売されている2代目と比べて、見た目がよりワイルドになっている。 目(ヘッドライト)が細くなったせいもあるが、サイドやリアの抑揚が増しているようだ。
インテリアは、ディスプレイが横にずらりと並び、アウディの先進性をさらに強調。運転席の前は速度からカーナビの画面まで映し出せる11.9インチのバーチャルコックピットと、中央には14.5インチのインフォメーションディスプレイが、ドライバーを囲むようにカーブを描いて配置される。
さらにオプションで、助手席前にもディスプレイを備えることができる。この画面はドライバーから見えないので、助手席の乗員がゲームアプリで遊んでいても運転時の邪魔にならないだけでなく、助手席でナビ画面を設定して、ドライバー側のディスプレイに送ってあげる、なんてこともできる。
また、音声だけであれこれ操作できるのだが、その際指示を“承る”執事のようにアバターがディスプレイに表示されるらしい。このあたりは実車で確認してみたい。 フロントウインドウの下をはじめ、インテリアデザインを引き締めるLEDライトは、夜間の車内を自分好みに彩れるだけでなく、例えばスタートボタンを押した際に、まるで愛犬のようなウェルカムの気分を光で表現してくれるらしい。 現時点で公表されているパワーユニットは、2Lターボと2Lディーゼルターボ、3Lターボの3種類。いずれもマイルドハイブリッドシステムが備わる。さらにプラグインハイブリッドモデルが追加されることも公表されている。
他にもフロントウインドウに各種情報を映し出すヘッドアップディスプレイは、ステアリング上のスイッチで任意の情報を選択できる。 つまり、前を見たまま、例えば電話番号を確認して電話をかけられたり、ノイズキャンセリング機能付きバング&オルフセンのオーディオシステムが選べたり、リアライトで後続車両に挨拶できるなど、新型Q5は先進機能がたっぷりあるのだ。 ドイツを含むヨーロッパで2025年の1月~3月期に販売される予定。