親子で鉄旅!帰路の切符もキャンセル待ちのまま出発、揺れる湘南モノレールに大興奮!【漫画の作者に聞く】
鉄道好きのお子さん“子鉄”の「ゆーちゃん」と一緒に、全国の観光列車や名所を旅する様子を臨場感たっぷりに描きSNSに投稿している関西在住のあつこ(@atsuko9581)さん。その中から、以前ゴールデンウイークに首都圏へ旅したときの作品を紹介する。旅の計画から出発して湘南モノレールに乗るまでのエピソードで、漫画に込めた思いなどを作者に聞いてみた。 ■漫画の本編を読む ある年のゴールデンウイークに、新型コロナの影響で久しく会えなかった東京の親戚を訪ねることに。帰路に乗りたい寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」を予約するが、すでにいっぱい。キャンセル待ちで親子3人中2人分の席は確保できたが1人が未確定のまま旅行に出発する。 新横浜駅で下車しさっそく横浜線、湘南新宿ラインと乗り継いで藤沢駅から江ノ電へ。江ノ島で下りて向かった先は…。 ■湘南モノレールはジェットコースターみたい 今回の旅の行程(計画)はどうやって決めたのだろうか?「ゴールデンウイークには、毎年東京の親戚のお家にお邪魔しています。旅行はそのついでで、子どもに乗りたい電車を聞きつつ東京を拠点に計画を立てています」。ちなみに予定を立ててるのは全部ご主人とのこと。 お子さんが湘南モノレールに憧れていて、今回のルートに組み入れた。「以前から図鑑などで見て知ってはいましたが、テレビで観た湘南モノレールに衝撃を受けたみたいです。今と設計基準が違うから低いところに作られていて、乗ったらどんな風なのがずっと気になっていたようです」 実際に乗ってみて、本当に低いところに作られていて車や道路が近いことに興奮していたそう。「振動や速さにも驚いていました。(だいぶたった)今でも聞いてみたら、『揺れてた、速かった、おもしろかった』って言っています(笑)。私も遊園地のアトラクションみたいで楽しかったです」 気になるのは帰路、寝台特急が2人分しか取れていない時点で旅を始めているが、よくあることなのだろうか?「こんな取り方をするのは大人気で席を取りづらいサンライズだけです。私たちが決めるのが遅くて、取りたいその時点でもう満席でした。サンライズは最初の1回目に乗ったときを除いて、2、3回目はキャンセルが出たのを購入しています。少ない経験からなんですが、乗車1週間前くらいにけっこうキャンセルが出るんです。今回はもし取れなかったら私だけ新幹線で帰るつもりでした。取れてすごくラッキーでした」 取材・文=折笠隆