GMOグローバルサインとアトラス情報サービス、マイナンバーカードを用いた本人確認分野で協業
GMOグローバルサイン株式会社とアトラス情報サービス株式会社は6日、本人確認の分野で協業すると発表した。今回の協業では、アトラス情報サービスの医療機関向け顔認証対応カードリーダー「EXC-9200」と、GMOグローバルサインのマイナンバーカードを活用した公的個人認証検証プラットフォーム「GMOオンライン本人確認サービス」を組み合わせ、より高度な本人確認システムの構築を目指すという。 「EXC-9200」は、医療機関や薬局、自治体などの本人確認が必要とされる受付で使用される顔認証付きカードリーダー。使用者がマイナンバーカードを置き、カメラで顔認証を行うことによって、より厳格な本人認証を実現するという。 一方の「GMOオンライン本人確認サービス」は、マイナンバーカードに格納された電子証明書を活用し、オンライン上で公的な本人確認を完了できるソリューション。行政機関や民間事業者が本人確認を必要とする各種サービスに導入することで、利用者の利便性向上に加え、事業者の業務効率化やコスト削減を実現するとした。 今回はこの両製品・サービスを連携させ、確実な本人確認ソリューションの開発を目指す考えで、公共機関、金融機関、民間サービスなどの幅広い分野において、対面の本人確認プロセスが効率化されるとともに、セキュリティの向上が期待されるとしている。また利用者にとっても、迅速かつ安全なサービス利用が可能になるとのこと。 両社では、今後、2025年夏には共同での実証実験の実施を予定。実運用環境での有効性や利便性を検証し、利用者からのフィードバックを反映することで、さらに実用的で信頼性の高い本人確認システムを構築するとしている。
クラウド Watch,石井 一志