素通りしていた人は損してる! 大阪屈指のスリランカ料理は一度味わえばクセになること必至
なんでもオストさんの実家の庭にはシナモンやクローブなど多種の植物があり、年に1~2回帰って採取してくるのだそうです。他のスパイス類も現地で粉にしてもらい、ひきたてを仕入れています。
猫田さん「輸入もおのスパイスやハーブは時間が経って風味が抜けているものもあるので、採れたてひきたては希少ですねえ。」
カレーによってスパイスの種類は違い、だいたい15種ほどをブレンドします。ホールのスパイスは炒めて香りを出してから使うのがポイントだそうです。
気が遠くなるほどの手間をかけたカレーがこの値段でいいのか
さてカレーの話にまいりましょう。ランチは「シングルカレーセット」(700円)や「ワンプレートセット」(900円)など5種あり、一番人気は「ラージャプレート」(1,200円)。カレーをチキン、キーマ、ポークから選べ、白米をバスマティライスに変えると+200円になります。
ラージャプレートは3種のカレーと副菜がモリモリ
見てくださいこの美しいプレートを! お皿が大きいので相当なボリュームがあります。カレーは、日替わり(この日はポーク)、ダル(豆)、ベジタブルの3種。中央のバスマティライスは、カレーリーフとターメリック、バターで炊いた香ばしいご飯です。サブジやサラダ、パパダン(豆の煎餅)なども付いています。
カレーは水気のないドライタイプなのですね。ポークカレーは、コリアンダーを中心にクミンやフェンネルなどを配合した肉専用のカレーパウダーに豚肉を30分以上漬け込んで、炒めておいたタマネギを加えて、30分弱火で炊いているのだとか。って自分で書いてて訳わからなくなりそうです。
ダルカレーにもベジタブルカレーにも専用にスパイスを調合しており、それぞれ作り方も違います。スリランカにはベジタブルカレーだけでも100種ほどレシピがあるとか。さすがカレー大国ですね。
ちなみに全て辛さはマイルドにしてありますが、1~5辛まで対応してくれますよ。
副菜も一つ一つに手が込んでいます。このココナッツのサンバルは「日本でいうふりかけみたいなもの」らしく、カレーリーフやチリパウダー、ココナッツ、タマネギを和えたもの。めちゃくちゃ香りが良く、ピリっと甘辛く、ご飯が進みます。