素通りしていた人は損してる! 大阪屈指のスリランカ料理は一度味わえばクセになること必至
猫田さん「スリランカで「サンバル」とは調味料の意味で、辛いものから甘いものまで全てを総称します。ちなみによく聞く「サブジ」は野菜を蒸したり炒めたりした料理ですって。」
ランチの人気No.2「ビリヤニ」はチキン1本がデーンと!
そしてラージャプレートと双璧をなす人気メニュー「ビリヤニ」。現地では手間がかかり過ぎるため特別な日にしか作らず、「日本のインド・スリランカレストランでも本格的なものを出しているところは少ないですね」とオストさん。
鶏レッグをクミン、コリアンダー、チリパウダー、カレーパウダー、ニンニク、ショウガなどのスパイス類で30分ほど炊き、さらに香辛料を加えて1日寝かし、それをフライパンでソテーして……と、確かに書くのも面倒なぐらいの手間です(笑)。
セットのカレーはキーマ。豚と牛の合いびき肉とタマネギ、トマトを炒め、カレーパウダーを加えて30分煮込み、ココナッツミルクとヨーグルトを入れて……と、これも書くと10行ぐらいになりそうなので割愛します。
猫田さん「キーマカレーってもっとドライなイメージですが、こちらは肉から出る脂やトマト、ヨーグルトによる汁気でシャバッとしています。こってりオイリーで私好みの味!」
こりゃデザートかいな?と思ったら、ヨーグルトで作る「ライタ」。タマネギ、レモン、フェンネルを合わせた酸っぱいサラダ的な一品で、ライスに付けて食べても良いそうです。
ビリヤニは香り付け用の「ORRIS WATER」なるローズウォーターと、ギー(オイル)やバターで炊いてあります。さらにクローブやらコリアンダーやらスパイス類も一緒に炊き込んであり、世界一旨い米料理じゃないかと思うほどスパイスが利いてリッチな味。
猫田さん「ビリヤニは専用の釜で炊いています。チキン、タマネギ、ミックスベジタブルが入り具だくさん。カシューナッツをトッピングするのがミソで、カリカリ食感がアクセントになっています。」
ビリヤニにライタを付けて味変をすると一気に後味が爽やかに。チキンは軟らかくほろっと骨から外れ、身までしっかりスパイスが染み込んでいます。「オストさんスゲエ……」とリスペクトが高まるばかり。