春意識、大阪の「さくら蜂蜜」使用のミード発売 京都の金市商店、万博機運盛り上げ
蜂蜜の製造販売会社「金市商店」(京都市中京区)は、4月に開幕する大阪・関西万博に向けて、大阪府産の「さくら蜂蜜」のみを使用した蜂蜜酒(ミード)「The MEAD 大阪桜」を10日から発売する。 ミードは、蜂蜜に酵母と水を加えて発酵させた「世界最古の酒」とされている。同社は平成29年から府内の酒造会社でミードを委託製造してきた。 そんな中、自前で世界に誇れるジャパニーズミードを作りたいとして、昨年3月に京都市中京区の町家を改装し、ミード専用の醸造所「京都蜂蜜酒醸造所」を開設した。 新商品は京都蜂蜜酒醸造所が、関西産蜂蜜を使ったミードシリーズの第2弾として企画した。大阪府柏原市に咲くサクラの花から採れた蜂蜜だけを使用し、アルコール度数は7%。華やかな香りが楽しめ、飲みやすいミードに仕上げた。 蜂蜜専門店「ミールミィ」各店とオンラインショップで発売する。 500ミリリットルで4400円(税込み)。同社の担当者は「春を意識しており、卒業シーズンなどに合うミードとなっている」とアピールしている。(堀口明里)