「箱根駅伝」を新年のスピーチに生かす4つのコツ 繰り上げスタートやシード権争い 箱根駅伝は“ネタ”の宝庫だ!
ある社長が「箱根駅伝」をネタにした新年のスピーチを、全社員の前で披露した。すると反響がとても大きかったと言う。 【ポイントを画像で確認】「箱根駅伝」のネタをスピーチに使う4つのポイント 「教えていただいた4つのコツを、わかりやすく話しただけです」 こう言って社長は満面の笑みを浮かべてくれた。 「箱根駅伝」は新年の挨拶において鉄板ネタだ。どの大学が優勝しても、どんな想定外のドラマがあっても、ビジネスパーソンの心をつかむ。 特に、今回ご紹介する4つのポイントさえ押さえておけば、
「新年からいい話を聞けました」 「身が引き締まる思いです。ありがとうございます」 と声を掛けられることは間違いない。 今回は、「箱根駅伝ネタ」で新年のスピーチをする際、押さえておきたい4つのポイントを解説する。ビジネス視点で「箱根駅伝2025」を楽しみたい方、新年のスピーチでネタにしたい方は、ぜひ最後まで読んでいただきたい。 ■「箱根駅伝」は驚くほど人気が高い 仕事始めのときは、多くの企業で社長や、組織の長による新年の挨拶があるものだ。
新しい年を迎えるにあたって意気込みや訓示が社長から述べられることにより、社員一同、気を引き締められる。ところで年頭のスピーチで引用される一番人気のネタが「箱根駅伝」だ(筆者の私見)。 理由は、何と言っても「箱根駅伝」そのものが人気の高いスポーツイベントであるからだ。 歴代視聴率を見ても、1993年の第69回大会以降、往路・復路ともに視聴率「25%」を下回ったことが一度もない。なんと2021年の第97大会は歴代1位の32.3%を記録。2024年の第100回大会も27.2%と、テレビ離れが進む中で、驚異的な視聴率をたたき出しているのである。
同じように国民的人気スポーツのイベントに「全国高校野球選手権」がある。いわゆる「甲子園」だ。私も個人的に、毎年欠かさずチェックしている。 この高校野球の視聴率でも「12.8%」(2024年の決勝)である。十分に高い数字であるが、箱根駅伝の半分もない。 年間ランキングでも、NHK紅白歌合戦に次ぐ視聴率を記録することもあり、正月番組どころか、すべてのテレビ番組の中でも突出した人気を誇っている。そんな多くの人が目にするであろう「箱根駅伝」だからこそ、スピーチの題材に選ぶのは安全な選択とも言えるのだ。