「箱根駅伝」を新年のスピーチに生かす4つのコツ 繰り上げスタートやシード権争い 箱根駅伝は“ネタ”の宝庫だ!
(2)チームワークの重要性 ~「一本の襷をつなぐ」 第二に「チームワークの重要性」だ。 箱根駅伝における有名なキャッチフレーズは「一本の襷をつなぐ」である。このフレーズに、チームワークの重要性が込められている。 先頭チームから、一定以上差がついてしまった場合「繰り上げスタート」のルールが適用される。その際、第一走者から繋いできた「襷」が途切れることになるのだ。 「襷」が途切れることは、選手たちにとって大変ツラいことだ。だから優勝も、シード権獲得も難しくても、
「一本の襷を途切れることなくつなぐ」 という目的のためにチームワークを発揮しようとする。この姿勢に我々ビジネスパーソンの胸を打つのである。 ■箱根駅伝の感動はスピーチに生かせる (3)スキルアップの重要性 ~「区間記録」にも注目! 第三に「スキルアップの重要性」だ。 個の力にもフォーカスすることで、主体的にスキルアップしようという意識がメンバーの中で芽生える。この姿勢こそがチームの底上げにつながるのだ。
箱根駅伝では全体のタイムだけでなく「区間記録」もフューチャーされる。その結果、チームではなく個人のスターが誕生することが多いのも特徴的だ。 チーム力ももちろん大事だが、個人のスキルアップもまた重要であることを箱根駅伝は教えてくれる。 (4)マネジメントの重要性 ~「どの区間にどの選手を任せるか」 最後に「マネジメントの重要性」だ。 箱根駅伝は「想定外の連続」。ビル街を抜ける平坦な道のりではスピードランナーたちの駆け引きが、勝負どころになるいろいろな「坂道」では、ペースコントロールに苦しむ選手が増え、目まぐるしく順位が入れ替わることがある。
マネジメントは、効果効率的にリソースを配分することである。どの区間にどの状態の選手を任せるか。このマネジメントによって、レース展開はまったく変わってくる。 単に結果だけに着目するのではなく、どのようなスキル、どんな特長の選手がどの区間を任されるのか。そこに注目して箱根駅伝を楽しむのもいい。 マネジメントを工夫することで絶対的なエースがいなくても、ポテンシャル以上の力を発揮できるチームがある。 ■新年のスピーチで話すときのポイント