ド軍ロバーツ監督は「もう少し評価されるべき」 MLB公式が最終候補漏れの「表彰に値する」人々を特集
MLB公式サイトが11日(日本時間12日)、今季個人賞の最終候補に残れなかった「表彰に値する人々」を特集した。 全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票による各賞は同日、最終候補各3人が発表され、ナ・リーグの最優秀選手(MVP)候補にはドジャ-スの大谷翔平投手(30)らが選出。MLB公式サイトは両リーグのMVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督の各部門について「表彰に値する」各1人を取り上げ、ナ・リーグの最優秀監督部門ではワールドシリーズを制したドジャースのデーブ・ロバーツ監督を評価した。 同サイトは、BBWAA会員の投票がポストシーズン前に締め切られていたため「ロバーツがチームをワールドシリーズ制覇に導くためにプレーオフで成し遂げたこと全て(彼はかなり素晴らしいことをした)を誰も考慮に入れていない」と説明。先発ローテーションの崩壊やベッツ、フリーマンがケガに見舞われた今季はロバーツ監督にとって「最も困難なレギュラーシーズンだったかもしれない」と分析し、その中でもチームをプレーオフの第1シードへ導いた手腕は「レギュラーシーズンでも素晴らしかったという議論もある」と明かした。既に成功を収めている同監督は常にポストシーズンの結果で評価を受けるとしながらも、「もう少し評価されるべきだろう」と指摘した。 同サイトは「表彰に値する」ア・リーグ指揮官にアストロズのジョー・エスパダ監督を推した。サイ・ヤング賞はナ・リーグがレイナルド・ロペス(ブレーブス)でア・リーグがフランバー・バルデス(アストロズ)、新人王はナがメイソン・ウィン(カージナルス)でアがワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)。MVPはナが67盗塁で盗塁王に輝いたエリー・デラクルス(レッズ)、アが主要打撃部門全てで上位に食い込んだジャレン・デュラン(レッドソックス)を挙げた。