元「アンジュルム」メンバー・勝田里奈が手掛ける「ポーフ」 伊勢丹新宿本店で2度目のポップアップ
アイドルグループ・アンジュルム(ANGERME)の元メンバー、勝田里奈がディレクションするファッションブランド「ポーフ(POFF)」は、4月で3周年を迎える。昨年夏には伊勢丹新宿本店で初のポップアップを開催し、1000万円を超える売り上げを記録した。今月27日から行う伊勢丹新宿本店での2度目のポップアップを前に、改めてブランド立ち上げの背景や今後の目標を聞いた。 【画像】元「アンジュルム」メンバー・勝田里奈が手掛ける「ポーフ」 伊勢丹新宿本店で2度目のポップアップ
買う人が“自分らしさ”を見つめ直すきっかけになるような服作りを
WWD:2021年に4月立ち上げた「ポーフ」の立ち上げ背景とは?
勝田里奈(以下、勝田):高校卒業後の進路を決める時に、自分のこれからの人生について考えるようになりました。自分の好きなことややりたいことを見つめ直した時に、洋服が好きだと改めて思い、文化学園大学短期大学部に進学しました。具体的にファッションについて触れて学べる環境にいれば、自分がやりたいことが見えてくるのではないかと思ったからです。その中で、“いつか自分自身の服を作りたい”という夢を持つようになりました。当時は芸能活動もあったため、すぐに服作りを始めることはできませんでしたが、大学卒業と同時に所属していたアンジュルムを卒業し、今は服作りに集中しています。だからこそ芸能のお仕事をいただく時にはとても楽しくて、芸能とブランドディレクターという両方から良い刺激を受けていると思います。
WWD:「ポーフ」が掲げるコンセプトについて教えてほしい
勝田:私のブランド「ポーフ」は“強さを纏う女性”というコンセプトを掲げています。アンジュルムの仲間達と過ごす中で、メンバーの芯の強さがとても印象に残りました。 “強さ”というと我の強さを思い浮かべてしまうこともあると思いますが、私は優しさも強さだと思っています。一人一人、その人らしい強さがあって良いと思うからこそ、幅広い人たちがそれぞれの着こなしを楽しめるようなデザインを意識していますし、私の服を手に取る時に改めて“自分らしさ”を考えてもらえたらうれしいです。ブランド立ち上げ時はチームの目線をそろえるためにもある程度ペルソナを絞っていましたが、今は年齢やファッションの系統を超えて、本当に幅広い層の方々が購入してくださっています。