去就はどうなる…? 現在フリーの日本人選手(2)スペインで爪痕を残し、次はどこへ? Jリーグ復帰の選択肢は?
いよいよ今週末、欧州リーグの2024/25シーズンが続々と幕を開ける。今夏、新天地への移籍が決まった選手たちがいる一方で、前所属クラブを退団してから新しい所属先が決まらず、いまだ“就活中”の選手たちも存在する。今回は、現在フリーの日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:橋本拳人(はしもと・けんと) 生年月日:1993年8月16日 前所属クラブ:ウエスカ(スペイン) 23/24リーグ戦成績:31試合2得点0アシスト 2シーズンにわたってスペインでプレーした橋本拳人も、今後の去就が注目されるフリー選手だ。 2022年8月、橋本はセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のウエスカに加入。ロシアのウクライナ侵攻によるFIFAレギュレーションのため、初年度は期限付き移籍の形での加入だったが、リーグ戦33試合に出場するなど、その活躍が評価される形で完全移籍となった。クラブ側からの信頼の証として、2023/24シーズンは背番号が「5」から「10」に変更。橋本は中盤の底で攻守にわたる貢献を見せ、リーグ戦31試合の出場で2得点をマークした。 橋本がウエスカで残した爪痕は、次の移籍先が決まる上で大きな材料となるだろう。今年7月、スペインメディア『ESTADIO DEPORTIVO』は同じスペイン2部のカルタヘナが橋本の獲得に興味を示していることを報じた。カルタヘナは2023/24シーズンのリーグ戦で14位と、17位のウエスカよりも上位でシーズンを終えている。 Jリーグ復帰という選択肢も否定できないが、自身を必要としてくれるクラブが存在する限り、橋本が欧州での挑戦を継続する可能性は十分にあるだろう。フリーという立ち位置が続いているが、舞い込んだオファーを吟味してさらなる飛躍のシーズンにつなげてほしいものだ。
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