浦和MF松尾佑介「僕が試合を決めると思って…」 8月の鳥栖戦以来の得点 横浜FC時代に昇格と降格経験
◇明治安田J1リーグ第36節 浦和3―0広島(2024年11月10日 埼玉) 浦和はホームで広島と対戦し3―0で勝利した。2試合ぶりの白星を挙げ、J1残留を決めた。 【写真】前半、先制ゴールを決める浦和・松尾(左) MF松尾佑介が勝利に導いた。前半から攻め込まれる展開が続く中、前半45分。MF関根貴大のパスに反応し、左足一閃(いっせん)。「基本的にタカ(関根貴大)くんは、とても良いボールを僕に供給してくれるので、もう本当に信じて、彼がボールを持ったら、後半もそうだし、走っている」と貴重な先制点を挙げた。 5試合連続スタメンの27歳が、8月の鳥栖戦以来となる今季4得点目。「最近、チームは少しずつ良くなっているが、個人的にはフラストレーションがたまる試合が多かった。ゴールとか、ああいう形で爆発できたので良かった」と力強く語った。今季初の決勝弾となったが、「試合前は常に前節も、その前も僕が試合を決めると思って試合をしている。結果というのは選手として、そういった試合をできた後の喜びは大きい」と話した。 後半11分には松尾の蹴ったボールにFWブライアン・リンセンが頭で合わせて追加点。松尾は「見えないところも多かったが、チームに貢献している部分は非常に大きいと思うので、それがゴールという形で結果が出て僕のゴールより正直うれしかった」とリンセンを称えた。 横浜FCに在籍していた19年にJ1昇格、21年にはJ2降格を経験。自らのゴールで残留を決め「間違いなく言えるのは残留っていう文字がちらついてチームは劇的に変わったと思う。それを残留が近づいたからやっているようでは僕たちが優勝争いするのはほど遠い。シーズン当初から、それぐらいの緊張感をチームで作り出して常に自分たちにプレッシャーをかけて試合をしていきたいなとは思う」と見据えた。