眠れない原因は“脳疲労”かも。チェックリストで自身の状態を確認してみましょう
●頬杖をつく、脚を組む 姿勢を維持し、重力に抵抗するする筋肉は、脳の疲労とともに活動が低下。体を支えられず、頬杖をつ<、脚を組むなど姿勢が崩れます。
●やることを忘れてしまう 情報をいったん脳にとどめ、必要時に思い出す「ワーキングメモリー」という脳の機能がうまく働いていない状態です。
●髪や顔をよく触る 脳を無理やり覚醒させようと「ヒスタミン」が過剰に増えるため、仕事や会話中に髪などを触ってしまいます。かゆみが出るケースも。
●あめを途中で噛む 脳を覚醒させる物質「セロトニン」が不足している状態。あめをリズムよく噛むことでセロトニンの分泌を促そうとしています。
脳×質の良い睡眠の仕組み
脳の疲労を取るには、前半に深い眠りに入り、後半に脳が起きる準備をしてスッキリ目覚める睡眠が理想。前半と後半の睡眠をつなぐ役割をするのが睡眠ホルモン「メラトニン」です。
〔深眠アイデア1〕脳の疲れを取ってから就寝
夜になっても脳がヒートアップして疲れていると、 眠気を感じにくくなる傾向が。寝る前に脳を鎮静し、脳の疲れを取っておくと「眠いから眠る」という自然な状態で深い睡眠に入れます。※次回詳しくご紹介します(9月19日公開予定)。
〔深眠アイデア2〕睡眠の質を上げて効率よく脳を回復
睡眠には脳疲労をリセットする働きがあり、睡眠の質が高いほど、脳の機能が回復しやすくなります。質の良い睡眠をとるために、頭部を冷やしたり、安眠フレーズを唱えるなど、ベッドに入ってからできるひと工夫(『からだにいいこと』10月号で詳しくご紹介しています)をぜひ実践してみてください。 この記事は、『からだにいいこと』2024年10月号の内容を抜粋・再構成したものです。 監修/菅原洋平 イラスト/SAKIPON、中根ゆたか