尚志が青森山田とドロー…最終節での逆転残留を目指す…サッカー高円宮杯Uー18プレミアリーグEAST
◆サッカー◇高円宮杯Uー18プレミアリーグEAST第21節 尚志1-1青森山田(1日・仙台大サッカーフィールド郡山) 尚志(福島)と青森山田(青森)の“東北ダービー”は1―1の引き分けに終わった。現在11位でプリンスリーグ降格圏内の尚志はこの勝ち点1をプラスにとらえ、最終節(8日)での逆転残留を目指す。 果敢な攻め上がりを見せたセンターバックの一撃が、残留へ希望をつないだ。1点を追う後半40分、尚志DF西館優真(3年)が相手のゴールキックをはね返すと、「点を取るしかない場面だし、リスクを負ってでもいくしかない」とそのまま前線へ猛ダッシュ。右サイドからのクロスを頭で合わせ、貴重な同点弾だ。結果的に敗れても今節で降格は決まらなかったが、残留の可能性はより低くなっただけに、大きな1点だった。 8日の鹿島ユース戦に向けて「気持ちで負けず、前を向いた守備をしたい」と気合をみせた。他力本願だがまず勝ち点3を取り、天命を待つ。 (有吉 広紀) ◇尚志・残留の条件 11位・尚志は勝ち点21、得失点差はマイナス6で、10位・FC東京U―18は勝ち点23、得失点差マイナス5。尚志は勝利が絶対条件で、東京が負ければ残留決定。東京が引き分けた場合は得失点差で上回ることが必要。東京が勝った場合は、その時点で降格が決まる。 〇…青森山田は後半27分に右サイドからのロングスローをきっかけに、オウンゴールを誘って先制した。だが「もう1点取りたい気持ちが強くなって、守備がおろそかになってしまった」と正木昌宣監督。終盤に失点を許して引き分けに終わった。2連覇を目指す、全国高校サッカー選手権(28日開幕)に向けて指揮官は「(失点)ゼロのまま、したたかに点を取れるようにならないと」と話した。
報知新聞社