こんな登山者はイヤ! テント泊「快眠の天敵」3つの「NG就寝マナー」実体験レポ
(3) 他の登山客、テント内をヘッドライトで照らす 薄暗いテント場を歩く際、ヘッドライトをつけて移動する登山客は多いだろう。夜中にトイレに行く際や夜明け前に出発する際、テント内で探し物をしたり準備をする際にヘッドライトは非常に便利である。 便利である一方、ヘッドライトの光は意外と強く、顔を動かしたり振り返った際に他人を照らして不快な思いをさせてしまうことがある。仲間内でも不意にヘッドライトで照らされると、苦言を呈すこともあるほど。 テント泊をしている際、誤って他の登山客やテントを照らしてしまうと、就寝を妨害してしまうことがあるので注意が必要だ。夜明け前に同じテントで就寝している夫の呻き声で起きたことがあり、何事か尋ねるといきなりテント内が明るく照らされて起きてしまったとのこと。 どうやら夜明け前に出発する他の登山客が誤って、筆者らのテントを強く照らしてしまったとのこと。暗い中ヘッドライトを付ける際は、他の登山客の就寝を妨げないよう注意しよう。
■マナーを守って、快適なテント泊を楽しもう
必要な装備をバックパックにつめて、山中で一晩を過ごすテント泊。荷物が重くていつもより体力を消耗し、少し心細い気持ちになることもあるが、満点の星空、息を呑むほど綺麗な日の出や雲海を眺めるなど、テント泊登山でしか味わえない楽しさがある。これから始まる本格的な登山シーズンでは、多くの登山客がテント泊を行うことだろう。 テント泊登山ではマナーを守って他人の就寝を妨げないよう、お互いに快適に過ごせる心遣いが大切だ。この夏はマナーを守って、快適なテント泊登山を楽しもう。 伏見 みう(ふしみ みう) アラサー元エンジニア。退職後、憧れの北欧デンマークでアウトドアライフを満喫。帰国後はアウトドアに特化した北欧ネイチャーツアー事業に携わりながらスキーや登山、キャンプに出かけたり、愛車ジムニーで車中泊の旅を楽しんでいます。アウトドアの楽しさ・魅力を発信できる記事を書けるように努めたいです。
伏見 みう