東京近郊で焚き火を楽しむ「丸子橋焚き火ナイト」
【&M連載】山城さくらのキャンプFM
キャンプ好きの山城さくらさんが、ソロキャンプの体験や注目のキャンプギア、専門家に聞いたテクニックなどを紹介する連載コラム。東京近郊でキャンプを楽しめるイベントのリポートです。
都内で暮らしながら、気軽に焚(た)き火ができるなんて! 先日、友達を誘って「丸子橋焚き火ナイト」に参加してきました。このイベントは、月に数回ほど多摩川の河川敷で開催されている東京近郊の焚き火イベントです。 東京に引っ越して、はや6年。 普段は都内で過ごし、月に数回キャンプに行く今の暮らしを気に入っているものの、毎回車をレンタルして、数時間運転をするのはなかなか煩わしいものがありました。 「丸子橋焚き火ナイト」の会場は、新丸子駅(東急東横線)から徒歩数分。近所へ気軽に飲みに行くように、焚き火を楽しめるのです。
持ち物は食べ物と飲み物
焚き火に必要な道具はほとんど借りられる(有料)ので、持ち物は食べ物、飲み物と食器だけ。 スーパーで、チーズ、クラッカー、マリネ、そしてワインなどを準備。せっかく都会でキャンプを楽しめるので、いつものキャンプ飯よりもおしゃれなラインアップです。 新丸子駅から会場までの間に商店街があるため、現地で調達すればよかったなあと少し後悔。なにやら楽しげなお店も多いため、次は早めに行って散策してみようと思います。
これさえあれば大丈夫なビギナーセット
夕焼け前の17時過ぎに到着。すでに何組かのグループが集まっていました。 まずは受け付けをして薪の購入とビギナーセットのレンタルをします。 使い方も火おこしも一通り教えてもらえるので、初めて焚き火に挑戦したい方にもおすすめです。もちろん、自分のお気に入りのキャンプ道具の持ち込みもOKです。 設営が完了する頃にはすっかり夕方に。川から見る夕日が本当にきれいで、都会にいるとは思えないほどでした。 早速火をおこして、食事スタート! 参加者は、家族連れから友達同士、カップルまでそれぞれ。キャンプ好きが集まるのかと思いきや、近所の方々がラフに公園へピクニックに来るような雰囲気があり、それがまたいい! 夜が更けるにつれ、遠くに見えるビルの明かりや、時々聞こえる電車の音が、なんとも言えない雰囲気を作り出していました。焚き火の炎に癒やされながら、友人とゆっくりした時間を過ごします。 焚き火を囲むとつい深い話をしてしまうなんて言いますが、私の場合はもっぱら次の日には覚えていないようなしょうもない話ばかり。それがいいのです。