人気再燃ブランドの理由を探る
若い世代のブームが上の世代に波及する
利川:変わらぬ強みがあることは必須ですよね。「レスポートサック」は、軽くて丈夫なナイロン生地の良さを打ち出したマーケティング施策が当たったそうです。顧客からの機能性を求める声やコロナ禍での丸洗い需要に応えて、「あくまでも既存品を刷新しただけ」と語っていたのが印象的でした。「フェイラー」もSNSで界隈の盛り上がりを見て、8月12日を“ハイジの日”と決め、“ハイジ”シリーズの人気をさらに高めています。若い世代が「イケてる!」と身に着け始めると、その上の世代にも波及しますよね。
村上:確かに。「若い人が夢中らしい」と伝わると、ヒットになる構図が出来上がりつつあります。SNSの役割は大きいですね。