激変「5.54」→「6.08」 ソフトバンク、先発陣が「31」の貯金でV奪還をけん引 小久保監督「この分業制の時代」有原航平を絶賛
4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクは91勝49敗3分けと「42」もの貯金をつくり独走した。昨年の就任会見で先発投手陣の立て直しを最大の課題に掲げた小久保裕紀監督は、有原航平とリバン・モイネロの2枚看板を軸に再整備に成功。昨季先発陣は46勝55敗と「9」の借金を背負ったが、今季は64勝33敗と「31」の貯金をつくった。 ■柳田が試合前に笑顔で話すのは平成唯一の三冠王【写真】 4日のロッテ戦(みずほペイペイドーム)後、最終戦セレモニーが行われ、小久保監督がマイクを握った。そこでタイトル争いをしている選手たちに言及。ハーラートップタイにつける有原航平については「昨日の有原航平、最多勝で並んでいます。これも日本ハムの伊藤(大海)次第です。しかしこの分業制の時代に180を超すイニング、しかも1試合平均7イニング以上。それ(タイトル)に値する素晴らしい活躍だったと思います」と語った。 指揮官の話したとおり、先発陣のイニング数も昨年から大幅に伸びた。昨季先発陣の平均イニングは「5.54」だったが、今季は「6.08」と改善した。平均が6回を超えたのは2016年の「6.39」以来8年ぶり。先発陣が試合をしっかりとつくり、強力なリリーフ陣に託す展開を繰り広げた。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】 ▼小久保監督絶賛の有原航平の数字は驚異、先発転向1年目のモイネロ、平均イニング数も安定の数字…【関連記事】から▼
西日本新聞社