東京決戦が日本を決める 挑戦者・蓮舫「私はこう戦う」 田原総一朗が斬り込む 【倉重篤郎のニュース最前線】
田原 ジェンダー平等は? 蓮舫 都単独でやれることが多くあります。公契約の相手企業の女性登用度をチェックしたり、都職員人事で率先垂範するなどです。 田原 小池氏側近が告発した「学歴詐称」問題は? 蓮舫 小池さんが自分の言葉で語られるべきことで、それを都民が納得するかどうかだと思います。そこに尽きます。私がどうこう言う立場にはありません。 田原 あなたが(台湾との)二重国籍だった問題は? 蓮舫 私は日本人です。日本国籍を選択したので、全く問題ありません。違法状態はもう解消されています。 田原 蓮舫でなければできない、ことは? 蓮舫 本気で財源を生み出すことです。これは単なるコストカットが目的だからではありません。都民の皆様からお預かりする税金を、本当に必要な政策に向けるためです。訴えたい・実現したい政策はたくさんあり、ワクワクしていただける政策を用意しています。少しだけ、公約発表までお待ちいただけないでしょうか。 ◇ ◇ 時あたかも日本のジェンダーギャップ指数が146カ国中118位だと、世界経済フォーラムが発表したばかりである。女性政治家の割合の低さが順位を押し下げている。お二人には、今回の選挙がそのトレンドを吹き飛ばし、女性政治家の裾野拡大の転換点になるような論戦を望みたい。 れんほう 1967年、東京都生まれ。政治家。芸能活動、報道キャスターなどを経て参院議員。首相補佐官、内閣府特命担当大臣、立憲民主党代表代行などを歴任。5月27日、都知事選立候補を表明した くらしげ・あつろう 1953年、東京都生まれ。78年東京大教育学部卒、毎日新聞入社、水戸、青森支局、整理、政治、経済部を経て、2004年政治部長、11年論説委員長、13年専門編集委員 6月18日発売の「サンデー毎日 6月30日号」には、ほかにも「田原総一朗が直撃! 蓮舫『都知事選、私はこう戦う』「バレーボール男子日本代表 グラビア&ルポ9P大特集」「『親の介護のリアル』50代記者×コラムニストが本音対談」」などの記事も掲載しています。