「ついにベールを脱いだ新型SUV」インドで生産→日本へ輸入、スズキの世界戦略車“フロンクス”の実力は?注目のプロトタイプをクルマライターが試乗レポート
シックなカラーでまとめられたインテリア
抑揚をうまくつけることで躍動感を演出。ブラックとボルドーを組み合わせつつ、シルバーやパールブラックの加飾も加えるなど、かなりこだわっている。ナビやエアコンなどの操作系もシンプルで使いやすい。 アナログのメーターがふたつ並ぶシンプルなデザイン。シルバーの枠など、スポーティなイメージだ。センターのディスプレイ表示は切り替え可能で、他のスズキ車にも採用されているGメーターも標準で付いている。 細かい装備も充実していてかなり贅沢。アナログメーターをデジタルでアシストするヘッドアップディスプレスも採用している。ちなみにグレード構成はひとつの予定とのこと。
クッションの効いたシートが秀逸!後席の静粛性もすごい
レザー調とファブリックを組み合わせたシートは肉厚で座り心地もかなりいい。しっかりと体を包みこんでくれる感じだ。カラーリングはインパネ同様にブラックとボルドーのコンビで、高い質感を実現。 すでに紹介したように、高い静粛性がフロンクスの自慢。後席に座るとそれが顕著にわかる。また4WD車は振動面では本来不利だが対策によって2WDレベルを実現している。サスペンションの突き上げも確実に少なくて、後席はとにかく快適だ。 デザインを優先したことでリヤハッチが寝ていることもあって、ラゲッジ容量は最小限といった印象だが、必要にして十分なレベルではある。
乗って実感!スズキ フロンクスは発売が待ち遠しくなる一台だ
存在感あふれる見た目とパワフルな走行性能。確実に体感できる静粛性もフロンクスの持ち味だ。コーナーが連続するコースを試乗したが、よく曲がって気持ちよく、走り好きも満足できるほど完成度は高い。 気になる価格は正式発表となっていないため不明だが、8月から各地で実車に触れられる先行展示会が開催されるとのこと。興味ある方は足を運んでみたらどうだろうか。 スズキ フロンクス 価格:未定 文/近藤暁史
MonoMaxWeb編集部
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