新「MacBook Pro」凄すぎる“カメラと電池の進化” 計5機種、買い替えるならどのモデルを選ぶ?
つまり、このペースでUlyssesというテキストエディタを使って原稿を書き続ける場合、あと99時間は動作させられる可能性がある、ということだ。 M4 Pro、M4 Maxチップを搭載するMacBook Proでは、iPhoneのように、低電力モードを選択することができる。選択するとメニューバーの電池のアイコンが黄色くなる点も、iPhoneと同じ演出だ。 グラフィックス性能をベンチマークしてみると、高出力もしくは自動モードと比べ、低電力モードでは12~15%程度負荷を抑えていることがわかった。
カタログの数値では、M4 Pro搭載の14インチMacBook Proは、ビデオ再生で22時間というバッテリー持続時間だった。M4搭載モデルは24時間となっており、さらに省電力性が高い。 14インチのM4搭載MacBook Proは、処理性能とバッテリー持続時間のバランスが、極めて良いと言えるだろう。 ■多彩なカメラ性能は「かなり使える」 今回発表されたiMacとともに、MacBook Proには12MPセンターフレームカメラ(英語ではCenter Stage Camera)が搭載された。これまでのFaceTime HDカメラより高解像度化されているが、それだけでなく、レンズが超広角となっている。
このカメラは非常に使い勝手が良くなった。 まず、解像度が上がり超広角となったため、倍率を調整したり、カメラのどこをウェブ会議などに映し出すか、フレームの調整ができるようになった。ノートパソコンの場合、カメラの位置は画面上部に固定されている。 しかし正面に座れず、ウェブ会議でズレた位置に自分が映し出されてしまうことがあった。新しいMacBook Proのカメラを使うと、カメラの倍率を上げれば向きを調節できるため、画面の正面に自分を映し出すよう調整できる。
これを自動でやってくれるのが、センターフレーム機能だ。被写体である自分を認識して、常に画面中央に映るよう、カメラワークを自動的に行ってくれるのだ。立ち上がれば、カメラを上に動かしながらワイドにして、自分の顔が画面に収まるようにしてくれる。 もし複数の人が集まれば、その人たち全員が画面に映るようにしてくれるのだ。 ウェブ会議だけでなく、授業の配信で黒板の前を動き回るような場面でも、自動的に追いかけてくれるようになり、その活用範囲は広いだろう。