テキストから綺麗な動画を作っちゃうAI「Sora」。またヤバげなものが…
Soraの基本的な使い方
…と、いきなり動画を作ってみたところを紹介しましたが、公開初日ということでそこに至るまでどうするのかもご紹介しておきます。 利用は月3000円から まずはSora.comにアクセス、アカウントを作成 or OpenAIアカウント(ChatGPTに登録しているならそのアカウントでOK)でログインします。 すると、こんな表示が。「ChatGPTの有料プランに入ってたら使えますよ」とのこと。現在、ChatGPTの課金プランは以下の2種。 ・20ドル(約3000円)で一般向けのPlus ・200ドル(約3万円)でガチ勢向けのPro 今回はPlusプランで利用してみます。 縦も横もいける。画質と長さはプラン次第 トップページはこんな感じ。ほかの人が作った動画が流れてきて参考にできます。 画面下中央にメニューバーがあり、ここから生成を行ないます。基本は「Describe your video…」とあるところに欲しい動画のイメージをテキストで入力→生成ボタン(メニューバー右端の「↑」)を押す。 左下の「+」ボタンからは動画や写真のアップロードも可能です。参考映像・画像から作ることもできると。 メニューバーからは生成する動画のフォーマットなどを設定することもできます。 左の本みたいなマークを押すと、プリセット設定がでてきます。ストップモーション(コマ送りアニメみたいな感じ)にしたりできるなど、動画全体のベースとなる表現方法を選べます。 16:9と書かれたボタンからはアスペクト比(画面を縦長にするか横長にするかみたいなの)を設定できます。選べるのは… ・16:9(横長、YouTubeと同じ) ・1:1(正方形、インスタで標準的) ・9:16(縦長、ショート動画と同じ) 昨今は動画プラットフォームにAI生成動画を上げてる人も散見され、アイデアが良ければちゃんと見られたりしてますが、その流れはSoraで加速するかもしれないですね。 480pと書いてあるのは解像度設定ボタン、ざっくり言うと「画質のよさ」を決めるやつです。Plusプランだと480p・720pからの選択で、Proプランだと1080pも選べる、となっています。 YouTuberの動画はだいたい1080pでアップされていますが、月3000円払うくらいだと同じ画質では生成できないという。最近のYouTubeはお金になる=ビジネスプランの範疇ってことでしょうか。 なお、解像度を上げるほど生成速度は遅くなります(720pだと1/4、1080pだと1/8)。「じゃあ等倍の480pでどれくらいなの?」となりますが、今回試したところだと上述のように1時間。これはさすがに出た瞬間だからと思いたい…。 5sと書かれたボタンからは「生成する動画の長さ」を指定できます。Plusプランだと5秒か10秒、Proプランだと最大20秒まで。 2vというボタンは「1回の生成で何個の動画を作るか」を決めるものです。2個だったらA案とB案を出してくれて、より出来のいいほうを採用できる、みたいな。 実はこれ、実用上はかなり大事な設定だったりします。生成AIは生成させたタイミングでも出力が変わるため、書いたプロンプトが良いのか悪いのか(調整したほうがいいのか)は何個か出力させてみないと実はわかりません。基本的には可能な限り多くの候補を出したほうがいい。 4個同時出力がProだけなのは、それだけクリティカルな設定なのが反映されてると思います。 Storyboardというボタンからはタイムライン形式で生成を行なうモードに入れます。 生成に時間がかかりすぎる関係でまだ試せていないのですが、要は「プロンプトちがいのカットを複数つなげた状態で出力できる」って感じっぽい。「女の子が走っている」→「女の子は湖を見つける」→「女の子は湖に飛び込む」みたいに指定して、1個の動画として書き出せるといった具合。 Premiereなどの動画編集ソフトの動画生成AI版みたいなUIです。より細かな調整が可能なので、作り込むならこのモードなのかも。