カブス鈴木誠也、アストロズとの移籍話浮上…米報道、トレード拒否条項あり、代理人「移籍を検討するチームは少ない」
カブスの鈴木誠也外野手のアストロズへのトレード話が浮上した。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は11日、関係者の話として、アストロズが来季FAとなる外野手のカイル・タッカーを交換要員に、鈴木と遊撃手のパレデスを狙っていると報じた。 一方、同記事内で、リーグ関係者の話としてカブスは鈴木を移籍させる可能性は極めて低く、ベリンジャーを別のトレードで手放したいと考えていると伝えた。アストロズは三塁手のブレッグマンがFAとなり、退団の可能性もある。来季後にFAのタッカーをトレードの切り札に、内野と外野の選手を獲得してチームの戦力を維持したい狙いがあるようだ。 今オフ、鈴木のトレード話が浮上しているのは、カブスの外野陣が飽和気味であることが一因だろう。他の手薄なポジションの戦力を底上げしたい狙いが見える。鈴木は今季、指名打者で59試合に出場したが、鈴木の代理人ウルフ氏は前日に「DHでの起用は好ましいことではない」と語った。 ただ、鈴木は契約にトレード拒否条項が盛り込まれていて、球団間で決めても、拒否できる権利がある。ウルフ氏は前日、鈴木のトレード話に関して「(カブスが)誠也をトレードしたいと思っていないと思うが、断れない取引と感じるケースも出てくるかもしれない。誠也自身が移籍を検討するチームは少ない。トレードはあり得るが、可能性は低いと思う」と語っている。
中日スポーツ