【ソフトバンク】上沢直之を獲得調査「興味はある」 昨オフ米挑戦の元日本ハムエース
ソフトバンクがレッドソックス傘下3AのウースターからFAとなった上沢直之投手(30)の獲得調査を本格的に進めていることが11日、分かった。 来季のリーグ連覇、日本一奪取を目指す常勝軍団は今オフ「先発強化」を最優先テーマに掲げている。上沢は昨オフ、日本ハムからポスティングシステムでのMLB移籍を容認され、レイズとマイナー契約を締結。開幕前にレッドソックスに移籍となり、メジャー登板はわずか2試合にとどまり、9月には右ヒジを痛めて不完全燃焼に終わっていた。 来季の去就が注目される上沢は古巣・日本ハムへの恩義を強く持ちつつ、国内他球団を含めた日本球界復帰を視野に入れながら新たな挑戦に向けて熟考しているとみられる。2023年には、日本ハムのエースとしてリーグ最多170イニングを投げるなど3年連続で規定投球回をクリア。NPB実働9シーズンで通算70勝を挙げ、貴重な「イニングイーター」として実績十分であることは間違いない。 ホークスでは通算56勝右腕・石川柊太投手(32)がロッテにFA移籍することが決定。球団幹部は「移籍が決まれば、それはそれで策を考えていかないといけない」と語り、戦力編成の次なるステップを見据えた。その上で鷹フロントは上沢について「興味はある」と明言。かねて高い志を持って海を渡ったメジャーリーガーを数多く迎え入れてきたチームだけに、熱視線を送るのは必然かもしれない。
東スポWEB