10~30代男女が予想「“今年の漢字”」、いい意味、悪い意味両方で挙がった“金”のイメージ【5~11位】
■メディアへの不信感などから「嘘」を挙げる人も
「嘘」は、メディアに対する不信感を挙げる人が多かった。特に11月の兵庫県知事選挙で、パワハラ疑惑で失職した斎藤元彦前知事の再選が印象的だったようだ。SNSでパワハラ以外の側面を知り、斎藤氏を支持する声がインターネット上で広がった中での再選ということで、パワハラ以外のことは触れなかったメディアに対して「嘘」というイメージが強くなったようだ。斎藤知事に関しては、選挙の際にPR会社が絡んだ公職選挙法違反があったのではという疑惑もあり、議論を呼んでいる。 「斎藤知事の再選など、ネットやメディアの情報のどれが真実か分からない。そんなことを多くの人が感じた1年だったと思う」(36歳/男性/会社経営・役員) 「メディアの情報が信用に足りないことが多くあった」(34歳/男性) 「虚偽にまみれた政治情勢だったから」(36歳/男性/教職員) 「メディアの失態や信頼性が問われる年だった」(34歳/男性)
■第5位は「税」「苦」
第5位(6.0%)は、「税」「苦」。 10月に行われた衆議院選挙で大躍進を見せた国民民主党が、所得税の課税対象となる基準を103万円から178万円へ引き上げる減税案に意欲を見せていることなど、税制改正に対する議論が活発だ。今後も増税があるかもしれないという不安もあり、「税」を挙げる人も多かった。 「消費税など、税金が減らないかなと政治家に期待した」(36歳/男性/営業・販売) 「税金をたくさん取られたから」(17歳/女性/学生・フリーター) 「自分が見てきた中で、初めて具体的な減税の議論がされ始めた」(31歳/男性/自由業) 「税金のことで不満を持つ人がとても多かった印象が強い」(35歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職) 物価の上昇が続く中、賃金はなかなか上がらず、苦しい生活を強いられる人も少なくない結果なのか「苦」がランクイン。7月に厚生労働省が公表した「2023年国民生活基礎調査」の結果によると、18歳未満の子どもがいる世帯の65.0%が「生活が苦しい」と返答、前回の調査より10.3ポイント上昇。学費などお金がかかる子育て世帯の家計は、ますます厳しくなっているようだ。 「とても大変なことが重なり人生の下降を経験したから」(23歳/女性/その他) 「値上げや増税により生活苦だった」(36歳/女性/主婦) 「人生も世の中もひどい」(38歳/男性) 「家計が大変。いろいろな問題が増えたから」(27歳/女性/主婦) ■「2024年“今年の漢字”予想」ランキング 1位 高 2位 忙 3位 災 3位 裏 5位 税 5位 苦 7位 闇 7位 金 7位 新 7位 進 7位 嘘 以下のリンクからは「2024年“今年の漢字”予想」1~3位の評価をチェック!
ピンズバNEWS編集部