シャネルのジュエリー、重ねづけで魅力アップ コーデは「3×3」の法則で
■コーデに個性 特別な数字をアクセントに
数字の「5」を大胆にあしらったイヤリングとリングは圧倒的なインパクトがあるものの、自分らしいアレンジを加えないと、ジュエリーの存在しか印象に残らない可能性もある危険なアイテム。そんなときに役立ってくれるのが、「ココ クラッシュ」のキルティングモチーフだ。 また、このコレクションを身につけるなら、各アイテムを1点に絞ること。それ以上はトゥーマッチな印象になってしまう。 デザイン性の高いリングは中指か人さし指につけると、スタイリッシュなイメージに。 右上のアシメトリーのイヤリングは、左側が2ウエイになっており、数字から連なるダイヤモンドのフリンジが外れてスタッズピアスとして着用できる。シングルピアスもブティックでポストを外すと、クリップ式イヤリングに。これまでハイジュエリーに多かったマルチウエアな仕様が、今後はファインジュエリーにも増えてくるのだろう。
■キルティングストラップの時計 仕事服を格上げ
黒のキルティングパターンのストラップが、伝説のバッグ「2.55」を彷彿(ほうふつ)させるリストウオッチ「ボーイフレンド」。端正でシンプルなラインが特徴のデザインは、ビジネスシーンに最適。身にまとうだけで、シンプルな仕事服もクラスアップしてくれる。 「ココ クラッシュ」ブレスレットが華美に思えるシーンでは、この時計をコーディネートに加えて。キルティングモチーフをリンクさせた時計とジュエリーの組み合わせは、スタイリッシュに個性を演出してくれるはずだ。 購入時は、黒のキルティングレザーストラップのほか、豊富なバリエーションからもう1本好きなものを選ぶことができ(一部除外品あり)、交換も自分の手で行うことができる。キルティングパターンのレザーだけでもブルー、レッド、シャンパンゴールド、ブラックエナメルなどがあり、イメージを一新するツイードストラップもそろう。 文:福田詞子(ジュエリージャーナリスト) イラスト:谷本ヨーコ
福田詞子
ジュエリージャーナリスト、英国宝石学協会 FGA。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。女性誌の編集部でファッションとジュエリーを20年以上担当し、スタイリングから執筆まで手がける。独立後、宝石学のディプロマを取得。現在、雑誌を中心に活躍。
谷本ヨーコ
イラストレーター。セツ・モード・セミナー卒業。在学中より雑誌、広告媒体などで活動を始める。都会の男女のファッションイラストを軸に日常のワンシーンやパーソナルな魅力を切り取り、制作している。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。