食中毒の危険も…「お弁当に入れてはいけない」NGおかずを管理栄養士が解説
お弁当のNG食材って何?
気温が上がってきて、食中毒が気になるこの時期。お弁当には特に気を使いますよね。そこで管理栄養士がお弁当にNGの食材、特に気を付けるポイントについてご紹介します。
お弁当のNG食材
■夏場は生野菜は避ける 暖かくなってくるとトマトやレタスなどの生野菜は痛みやすくなってしまいます。そのため夏場は生野菜は避けた方がベターです。どうしても入れたい場合は、ミニトマトはヘタをとってよく洗い、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取りましょう。 レタスの場合も汚れをしっかりと洗った後、水気をとるのを忘れずに。生野菜が傷まないように、保冷剤を入れて持ち運び保管するとよいでしょう。 ■チーズやちくわなどの要冷蔵の食品 チーズやちくわ、かまぼこなど本来冷蔵で保存するものはそのまま使用せず、加熱するようにしましょう。ちくわなら茹でる、炒める、チーズであればとろけるチーズを使ってグラタンなどにするとよいと思います。 ■汁気のあるものをそのまま使用する 煮物や和え物の水分は、食中毒の原因になる菌やウイルスの栄養分になってしまいます。汁気をよく切ってから詰めるようにしましょう。
夏場のお弁当、ココにも注意!
■食材はよく冷ましてから詰める 食材が温かい内にお弁当箱に詰めてしまうと、お弁当箱に水滴がついてしまいます。この水分は食中毒菌の栄養分になってしまうので注意が必要です。また、ほんのり温かい温度も菌やウイルスが繁殖しやすいので、冷ましてから詰めることが基本です。 ■食品は素手で触らない 食品を詰める時は素手ではなく、清潔なお箸やスプーンなどを使いましょう。おにぎりもラップを使うなどして、素手で触らない方が安心です。 ■保冷剤を入れて持ち運ぶと安心 夏場は外の気温が高くなりやすいので、持ち運びは保冷剤を入れて保冷バックに入れるのが安心です。可能であれば、食べるまでは冷蔵庫で保管しましょう。 ■便利グッツを活用しよう! 菌の増殖を防ぐシートなど、最近ではお弁当を安心して持ち運べるグッズも販売されているので、そういったものを使用するのもひとつの方法です。梅干しや香辛料など、抗菌作用が期待できる成分が含まれた調味料を使用するのもよいでしょう。