シャネルのジュエリー、重ねづけで魅力アップ コーデは「3×3」の法則で
■リングの組み合わせは無限 パズル感覚で楽しみたい
重ねづけした「ココ クラッシュ」の表情を豊かにしているのは、曲線で構成されたフォルムとキルティングモチーフを描く直線のコントラストだといえる。 実際にリングを着けてみると、キルティングを表現したふくらみは隣り合う指にリングを着けても気にならない絶妙なボリュームであることに気づく。また、リングの上下には弧が連なり、どの角度から見ても優美な印象に仕上げられている。 一方、キルティングモチーフを描くラインは、中央ほど太く、端に向かって細くなっていく。立体感は視覚効果によっても演出されているのだ。 そして、ユニセックスなジュエリーが注目を集めている今、「ココ クラッシュ」リングもそのひとつに数えられる。特に地金のみのミディアムモデルは男性に人気が高く、パートナーと共有する人も多いという。思えばキルティングはハンティングや乗馬用のウエアに用いられてきたのだから、男性の装いにも違和感なく溶け込むはずだ。
■着脱しやすさにもこだわり 才色兼備なブレスレット
バングルタイプのブレスレットに新作のミニモデルが加わり、2モデルに。これによって、コーディネートのバリエーションが格段に広がった。リングと同様、ホワイト、イエロー、ベージュの3カラーゴールドの展開で、ダイヤモンドをあしらったタイプは全カラーに用意されている。ホワイトゴールドのみ、レギュラーモデルはフルパヴェ、ミニモデルはフルエタニティもそろう。 「ココ クラッシュ」のブレスレットはクラスプによる開閉式で、装着のしやすさでも評判に。特にミニモデルには、「ココ ツイスト」と呼ばれる独自の回転式クラスプを採用。クラスプ部分を内側に回すだけで簡単に着脱できる。ブレスレットは自分でつけることが難しいものも多く、それをストレスに感じているという声をよく聞く。そんな不満を解消してくれるのが、この新機能のクラスプだ。 シャネルは最初にファスナーを取り入れたオートクチュールメゾンのひとつだといわれている。軍用に開発されたファスナーをクチュールの世界に持ち込む、そんな機能性を重んじる姿勢が、今もジュエリーの細部に息づいている。