全米メディアは大谷翔平が46号&100打点で締めた2021年をどう総括したか…「夢のシーズン」「ベーブ・ルースさえも凌駕」
「大谷には歴史的なシーズンを熟考する時間はなかったようだ。23度の先発とエンゼルスでの指名打者としてほぼ毎日出場するなかで、両方の役割をこなすための試合間の細かなルーティンを行わねばならない彼には時間がなかった。だが、この二刀流スター(の大谷)はすでにオフシーズンの計画を練り始めていた。彼はアナハイムで数週間を過ごしてから母国の日本に戻る。彼はオフシーズンの練習量を増やし、来年へさらに力強さを手に入れたいと考えている。そして、もしエンゼルスが彼に契約延長の交渉を持ち掛ければ、大谷はそれに対しても『オープンでいる』と語った」と伝えた。 ただ契約延長交渉に関しては、「27歳の大谷と、チームがこの冬に長期の契約延長に合意する見込みは不透明なままだ。ア・リーグでMVPの最有力候補となる打率.257、46本塁打、100打点に防御率3.18、156奪三振を残した大谷の比類なきシーズンは、二刀流の価値を評価する正しい前例がなく、どのような交渉事も複雑にさせるだろう」との見解。 さらに「もう1つの未知なことは、今季162試合で負傷者リストに入る期間もなく、158試合に出場した2021年の成績を大谷が(来季以降)どれだけ再現できるかということがある」と問題提起した。 それでも大谷の来季に向けての考え方を「彼は、オフシーズンに個人的な目標に集中すると明かした。今季130イニング以上を投げた投球面が特に来年に向けて向上できる部分がまだあると考えている」と紹介。さらに「今季は疲労に悩まされなかったが、さらに強靭さを加えるために今オフにウエートリフティングを増やしたいとも語った。大谷にとって故障や手術後のリハビリによる制限もなく迎えられる2度目の冬となる。彼の長期的な未来(契約延長)は、保留となっているかもしれないが、エンゼルスが早ければ来年に適正なチームの状態に戻れるように手助けできるよう願っている」とも伝えた。 大谷のオフの動向は米国でも話題となりそうだ。 (文責・論スポ、スポーツタイムズ通信社)