全米メディアは大谷翔平が46号&100打点で締めた2021年をどう総括したか…「夢のシーズン」「ベーブ・ルースさえも凌駕」
「ベーブ・ルースでさえ、大谷の二刀流として初めてのフルシーズンに対抗できない」との絶賛の見出しで、大谷の今季を総括したのは米ヤフースポーツだ。 記事は「エンゼルスが健康面の懸念から登板間隔を多くとり、先発日を遅らせたこともあったが、この6か月、大谷は、ほぼ通常通りのローテーションをキープしながら打線にもほぼ毎日入った。防御率タイトルを獲得するための規定投球回数には足りなかったが、彼がやったことは前例のないことだった。そうだ。ベーブ・ルースを考慮に入れてもだ。大谷はベーブ・ルースさえも凌駕したのだ」と称えた。 さらに「過去に大谷の今季のように投打を合わせて優れていた選手はいなかった。ルースは、MLBが誇示する歴史の中で唯一の二刀流スターだったが、本当の二刀流だった時期はわずかだった。ボストン・レッドソックスが打者に専念させ始めた1918年に投手として散発的な起用となり、1919年はシーズンの半分で投げただけだった。次の年、ルースはニューヨーク・ヤンキースにトレードされ、残りのキャリアではわずか4度先発しただけだった」と、偉大なるベーブ・ルースを紹介。 「ルースの二刀流選手としての時期が素晴らしくなかったということではない。1919年に彼は打率.322、出塁率.456、長打率.657でリーグ記録の29本塁打、(17試合、15先発で)133回1/3を投げて防御率2.97を残し、これはこれまでで最も素晴らしいシーズンの1つだとされている」とした上で「ルースは、その打撃成績のおかげで大谷より(選手貢献度の指標となる)WARは高いが、二刀流の投打両方のアベレージが上回っている点で大谷が(ベーブ・ルースよりも)優れていたというのが正しいかもしれない」と両者を比較した。 地元のロサンゼルスタイムズ紙は、試合前に大谷が行った総括会見をフックに、「大谷はエンゼルスと契約延長の交渉をしたとしてもオフシーズンに集中」との見出しを取り、早くもオフの行動に注目する記事をアップした。