参院選の争点は「うそに包まれた政治への欲求不満」名古屋・河村市長会見6月13日(全文2完)
市民の調査はどういう形で進めるのか
読売新聞:読売新聞です。「トリエンナーレ」の裁判の市民の調査は、いつどういう形で始める見通しなんでしょうか。 河村:なるべく早うやらんと皆さん忘れてまうんでね、要は。早うやろみゃあと。だで、まず500人のネット調査いうのが1つありますけど。前から、無作為抽出で、名古屋城なんかやりました、いろいろ。それと、結構、調査でやっておりますんで。市民の皆さんがどう思っておられるかいうのをお伺いしたいと。 読売新聞:手法としてはインターネットを使う? 河村:手紙のほうが正確に取れるいう人はいましたね。手紙でもいいですけど。 読売新聞:始める時期はいつごろを考えてらっしゃるんですか。 河村:いや、もっと本当はすぐやろう思っとったんだけど、自分で原稿も作ったんですけど、役所で一応やらないかんし、税金を使うから控訴すべきでにゃあといって中日新聞社説には書いてありましたし。なお、あまり中日、感じ悪いけど、中日新聞社説、それから裁判所、それから愛知県、それから、1個同じ意見は、共産党。この4つは同じと、ほぼ同じ意見です。ほぼ同じ意見です。控訴するな。裁判所も、控訴するなとは書いてありませんけど、そういうことでしょうね。 読売新聞:時期はだいたい、いつごろめどになりそうでしょうか。 河村:いや、早いほうがええでしょう。忘れちゃうもん、みんな。きのうタクシー乗ったら、タクシーの運転手さんも怒ってましたよ、本当に。とんでもない、いって。僕が乗ったでか知らんけど。あんなもんに税金使ってもうていかん、いって。だから裁判はそもそも非民主的なものであると言えんことはないですよ、3人で決めますから。別になんにも、選挙もありませんし。
市民の意向は違うと思う
最高裁の裁判官になると別ですけど。選挙もありませんし、一般的に外でわーわー言うだけで、内部から、僕らみたいに議会もありませんし、マスコミも批判しませんし。 だから裁判官と、分かりません、調査してみんと分からんけど、僕は市民の意向は違うと思いますよ。それ聞いてみんと分からん。だからこんだけ、だから控訴するにはお金が要りますから。やっぱり聞かないかんでしょう。お金が要るという問題じゃないですよ。わし不思議に思うのは、今こんだけウクライナとロシアの話がありまして、どういう考え方持っとられるかは別としても、しかしやっぱり国というものが一定の役割をきちっと果たしてくれないと、国民というか、市民というのは大変な被害を被るんだということ、よう分かったでしょう。思いますよ、私。どういう考え。わしは右翼じゃないからね、言っとくけど。国粋主義者でもありませんよ、そういう者では。だけど国の役割ってやっぱり重要じゃないですか。国際連合はありますけど。ね。 そういう中で、よくこの反日の思想に、市民の税金を使って当たり前だと、これは。軽々しいことを言うなと、市長はね、芸術に対して。そんなことを言うのは驚きましたね、本当に。えー、という感じですね。国を過度に強調するいうのはええことねえか分からんけど。ね。やっぱり一定の機能、適正な機能が要るじゃないですか。あの展示が反日プロパガンダ、反日の思想でないかということは衆目が認めるところでしょう。裁判官だって反日とは言ってませんけど、政治的に強いメッセージがあるということは認めてますわね。だで、わしもよう分からんし、大丈夫かね、これ本当に。こんなふうになっちゃって、日本の国は。 読売新聞:ありがとうございます。 河村:本当に。思いますけど、私。俺が間違っとんのかね。よう自分で考えとるけど、間違っとらんと思いますよ、俺。もうだいぶ考えてますけど。