“食に興味がない人”の「食生態」を探る! 食べることに関心ゼロの人は食に対するこだわりがあるのか
ディナーのこだわりは? 本文) ――晩ごはんは何を食べてるんですか? 夕飯は、まず缶ビールを飲みます。ビールは大好物です。ビールは新作が次々に出るので、その時々にいろいろな缶ビールを試しています。つまみはほぼ柿ピーですね。柿ピーのメーカーにこだわりはありません。ただ、食べ方として、包装から直に口に流すように食べるのが僕の流儀。そうやって食べると、口の中で柿の種とピーナツがいい感じに混ざり合うので、咀嚼したときに美味しいんです。これをビールで流し込むのが最高です。 ビールを2本くらい飲むと眠くなり、夕飯を食べないまま寝ることもよくあります。また、食べる場合は、仕事帰りに買ったコンビニやスーパーの弁当や惣菜。これもほとんど同じもので、「からあげ弁当」か「海苔弁」を買うようにしています。たまに食べたことのない新作の弁当を買うと、口に合わなくて残してしまうことが多くて。自然とこの2つしか買わなくなりました。
――フルーツやスイーツなど、デザートは食べますか? ほとんど食べません。ケーキなどの甘いものが嫌いなわけではありませんが、自分で買ってまで食べようとは思いません。ただ、唯一、好きなもので冷凍庫にストックしているのが「ミナツネのあんずボー」です。 これもみたらし団子と同様、子供の頃から大好きな駄菓子で、コンビニになければスーパーで探してでも買います。凍らすとアイスキャンデーになり、甘酸っぱくて好きです。この世の食べ物で一番好きかもしれません。
――最後に高岡さんにとって「食」とは? ひと言でいえば、“楽しみのひとつ”です。人からよく「食に興味がないでしょ」とは言われます。いろんな店を食べ歩いたり、人気店に並んでまで食べることもありませんし、また未知の味に挑戦しよう、という欲や冒険心がないのは確かです。でも、食べること自体は楽しいんですよ。 確かに、気に入ったものをルーティン的に食べ続けたり、好きなものに固執する傾向はあるかなと思います。でも、それは洋服でも同じで、気に入ったものは大切にして何年も着ますし、音楽だって心地よいと思う曲を集めて、繰り返し聞きます。 食生活もそれと似ているかもしれません。気に入った食べものを誰に遠慮することもなく食べ続けたい。もういい大人だし、子供のころと違って、何を食べるか、その選択は自由ですから。
まとめ
というわけで、食にまったく興味がなさそうな高岡さんでしたが、意外にも食べることを楽しみにしており、食べ物へのこだわりも実はありました。しかも好物については特別感はないけれど、どれも定番の人気商品で、気に入るとそればかり食べ続ける傾向があるようです。そしてそれを誰にも邪魔されたくない。 ひとえに、このあたりの細かいこだわりと個性が、周りとの軋轢を生む原因だったりもするのかもしれません。というわけで、皆さんの周りの食に興味なさそうな人はどんなタイプですか? 彼らの食生態を観察して起きたエピソードがあったら、ぜひ下記まで投稿してみてください! ●食に興味のなさそうな人エピソード投稿フォーム
撮影・文◎土原亜子