阪神・梅野隆太郎が古田敦也氏を通じてノムラの教え「いいチームに名捕手あり」
阪神・梅野隆太郎捕手(33)が1日、カンテレの年末特番「カンテレスポーツ大晦日特番(仮)」の公開収録に参加。「第13回プロ野球レジェンド軍vs芸能人オールスターズ 野球対決」のコーナーに登場した。熱き戦いを繰り広げた梅ちゃんに、レジェンド軍監督を務めた古田敦也氏(59)=元ヤクルト監督=からエール。不退転の覚悟で挑む2025年シーズンへ背中を押され、飛躍を誓った。 【写真】ベンチで話す阪神・才木浩人と梅野隆太郎 レジェンドと白球を追いかけた。2097安打を放ち、歴代ナンバーワン捕手の古田氏が気持ちを奮い立たせてくれた。これからが大事。梅野の言葉に力強さが増した。 「まだまだ全然やれると思っているし、やらないといけない。とにかく契約(更改後の会見)でも言ったように数字を出していくことが自分たちの役割。そこを追い求める来年一年にしたい」 2021年以来、3年ぶりに「プロ野球レジェンド軍vs芸能人オールスターズ 野球対決」に参戦。芸能人オールスターズの現役助っ人として、グラウンドで躍動した。純粋に野球を楽しんだつかの間の休息。来季が4年契約最終年と不退転の覚悟をにじませる男に古田氏は自らの経験と重ね合わせながら力説した。 「キャッチャーは経験がモノをいう仕事。他の選手は30歳くらいが一番いいといわれますけど、僕の経験上、33、34歳が体もよく動くし、経験も豊富。この2、3年がピークだと思いますから、いい結果を期待しています」 梅野は来年6月で34歳になる。ベテランと呼ばれる年齢だが、捕手にとっては一番脂がのっている時期。実際に古田氏も、34歳となった1999年に5度目の打率3割を達成し、同年から3年連続でゴールデングラブ賞に輝いている。 捕手としては峠を過ぎていない。そして、梅野もそのことを自覚している。プロ11年目の今季は95試合に出場し、打率・209、0本塁打、15打点と不本意な成績。11月25日の契約更改交渉では「来季、キャリアハイを目指す」と誓っていた。 古田氏は「監督も変わりましたから彼らがチームを引っ張っていかないと勝てない。『いいチームに名捕手あり』と野村(克也)監督もよく言っていました。もう一回り大きくなると(優勝の)チャンスがある」と名将の名言を用いてハッパ。梅野は腕をまくった。