日本開催のテニス・デビス杯、暑すぎて中断 熱中症リスク指数が基準超え、大会ルールに則り10分休憩
「男子テニス・デビス杯・ワールドグループ1部、日本-コロンビア」(15日、有明コロシアム) 2連勝の日本は第3試合のダブルスで、錦織圭に代えて望月慎太郎を起用し、綿貫陽介とのペアで臨んだ。第2セットを終えて7-6、2-6で並んだ後、暑さ指数(WBGT)が特別対応となる基準の31℃を超えたため、大会のヒートルールに則り中断。選手はコート外での10分間の休憩を経て、最終の第3セットに入った。 この日、東京都内は快晴で、試合開始の午後1時には35度近くまで気温が上昇。会場の有明コロシアムの屋根も開け放たれての屋外試合となっているため日差しが差し込み、体感ではさらに暑くなった。WBGTは気温、湿度、輻射熱の計測値を計算し、熱中症のリスクを表す基準で、大会のヒートルールでは31℃を超えた場合に休憩などの特別対応を取らなければならない。 14日は午後2時開始の第1試合のシングルスで西岡良仁が快勝したが、猛暑で厳しい環境となった。試合直前までヒートルールの指標を超えていたため、試合開始を遅らせる可能性もあったというが、午後2時前になって数値をクリアしたといい、「アップをしている12時半くらいまではやらない想定で、それくらい暑かった。ギリギリの気温だった。かなりキツかった。普段と違ってクリアには動けないし、最初からフルにプレーするともたない」と語っていた。