フラストレーションを感じる角田裕毅、イタリアGP予選16番手で「ドライビングがしづらい」と吐露… モンツァについては「難しいサーキット」
F1第16戦のイタリア・グランプリは8月31日に予選が行なわれ、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅は今季4度目のQ1敗退を喫し、決勝は16番グリッドからスタートすることとなった。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集! 初日は2度のフリー走行(FP1、FP2)でいずれも低調なパフォーマンスに終わっていた角田は、FP3では15周回でベストタイムが1分21秒141と13番手につけた後の予選、Q1のラストアタックでのタイムは1分20秒945に止まり、チームメイトのダニエル・リカルド(Q1は15番手で最終的に12番手)に0.44秒及ばず、早々に車を降りることを余儀なくされた。 苛立ちを隠せず、無線での言動についてエンジニアからたしなめられる場面も見られた角田は、チームの公式サイト等を通して「タフな1日でした。ペース不足な初日に始まり、セッションごとにライバルとのギャップを詰めたものの、残念ながら明らかに不十分でした。幾つか不明な点があり、フラストレーションを感じています」と語り、以下のように続けている。 「週末を通じてドライビングがしづらい状態であり、何が起こっているのかを理解する必要があります。予選でのラップにはかなり満足していますが、何かがまだ足りません。全体的に、今週末はペース不足であることを感じています。車の性能や特性に差があるので、それを理解するのに、たくさんのことを確認しなければなりませんが、明日もベストを尽くします」 また、メディアのインタビューでは「モンツァは難しいサーキットです。なぜなら、他のサーキットのように、コーナーへの進入だけを考えるのではなく、その後のストレートも考慮しなければならず、それがラップタイムに影響を与えるからです」とコースに言及し、「ここでも「完全ではないものの、自分のラップには満足しています」と語った(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。 RBの車両パフォーマンス・チーフエンジニアのクラウディオ・バレストリは、「昨日、特に新しいパーツを装着した角田の車のパフォーマンスには完全に満足できず、幾つかの変更を行ない、ダウンフォースを調整した。FP3では良い結果を得られたが、残念ながら十分な速さはなく、ユウキはQ1で敗退し、ダニエルもQ3進出にはわずかに届かなかった」と、両ドライバーについて振り返っている。
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