トヨタ・勝田貴元、総合4位で2日目終える SS8、9と2本連続でステージ一番時計「明日は安定した走りを」【WRCラリージャパン】
◇22日 世界ラリー選手権最終戦ラリージャパン第2日(SS2~9、愛知県豊田市、岡崎市など) トヨタの勝田貴元は総合4位で2日目を終えた。首位を守ったヒョンデのオイット・タナク(エストニア)とは1分54秒差。大会最初の山間部ステージとなったSS2で左後輪をパンクするアクシデントに見舞われ、一時は総合9位に後退したが、粘り強い走りで盛り返した。 SS5で総合3位まで挽回するもSS7でタイムロスしたもようだ。それでも愛知県岡崎市の岡崎中央総合公園に特設されたスーパースペシャルステージの1本目(SS8)では夕闇のなか今大会初のSSトップタイムをマークした。2本目となったSS9でも再び一番時計を刻んだ。 「タイヤのチョイスも外してこの位置は悪くない」としながらも「クルマのフィーリングが良くなくて、プッシュすればもっとタイムが出たと思う。グリップ感が薄かった」と振り返り、パンクの原因については「スローパンクチャー。イン側に(車体を)落とせるところがあり、そこで(底を)すった。とがったものがあったのだと思う」とした。 総合2位はトヨタのエルフィン・エバンス(英国)、同3位はM―スポーツ・フォードのアドリアン・フルモー(フランス)で勝田との差はわずか0.1秒。3日目でさらに上位に浮上する可能性は十分だ。
中日スポーツ