フィジタルファッションの祭典“ファッション・ウィーク・コネクト”が9月に始動 ファッション業界のスターが勢揃い
メタバースの話題は落ち着いてきた一方、バーチャルファッションのアイデアは引き続き色褪せることなく、デジタルとフィジカルの両方を追求し、次なるステージに足を進めている。「デジタル・ファッションを伝統的なファッション・エコシステムに組み込む」ことを使命として発足した非営利団体デジタル・ファッション・デザイナー協議会(Digital Fashion Designers' Council、以下DFDC)は、単に“フィジタル(Phygital)”を存続させるだけではなく、さらなる繁栄をビジョンに掲げる。それを裏付けるように、「ディーゼル(DIESEL)」をはじめとした有名ブランドをフィーチャーし、イベントシリーズ“ファッション・ウィーク・コネクト(Fashion Week Connect)”を開催するという。 【画像】フィジタルファッションの祭典“ファッション・ウィーク・コネクト”が9月に始動 ファッション業界のスターが勢揃い
デイヴィッド・キャッシュ(David Cash)DFDC創設者兼最高経営責任者は、米「WWD」に次のように語る。「私達は、消費者が時間を過ごしているデジタル世界と、ブランドによるフィジカルな世界、そしてフィジカルなファッションシステムとの橋渡しをすることに、大きな可能性を感じている。そのコンセプトを知ってもらうために、フィジカルな世界でメゾンの作品をフィーチャーした“ファッション・ウィーク・コネクト”を企画した」。
著名セレブリティーやラグジュアリーブランドをフィーチャー
“ファッション・ウィーク・コネクト”の第1弾として、9月にリアルとデジタルの両方で、世界各都市でフィジタル体験のプログラムを発表予定だ。写真家のニック・ナイト(Nick Knight)と彼のチームがディレクターを務めるメディア「ショースタジオ(SHOWStudio)」が協業した“グローバル・デジタル・ファッション・フィルム・フェスティバル”では、チャーリー・XCX(Charlie XCX)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)などのセレブリティーや、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ミュグレー(MUGLER)」「ロエベ(LOEWE)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などのファッションをフィーチャーした映像で、オンラインとリアルの両方でデジタルファッションの可能性を披露する。