疲れにはワインよりもビールが効く(疲れ知らずのドリンク習慣)【40代、50代・疲れ知らずの体をつくる生活術④】
6 水は常温か白湯でこまめにとるのが正解!
美容と健康を考えて、水を1日1.5~2ℓ飲むことを目指している人も少なくないだろう。もちろん水分補給は大切だ。しかしながら、そのとり方が重要なのだという。 「水分が不足すると、体が脱水状態になり、熱中症のリスクが高まったり便秘の原因にも。一方で、とりすぎで代謝しきれない水分は、体を冷やし、東洋医学でいう『水滞(すいたい)』(※)の状態になり、疲れやすく体がだるくなるなど、かえって悪影響を及ぼすことがあります。 飲み方は1時間半~2時間おきにコップ1杯(200㎖)の水を飲むのが目安。タイミングは起床後すぐ、食事の30分くらい前、運動の前後、入浴の前後、寝る30分くらい前など。喉が渇いたと感じたときには、すでに体は水分不足。渇く前に飲むことが大切です」 ※水滞(もしくは水毒)は余分な水が体内にとどまって、気(エネルギー)や血(血液や体液)の巡りが悪くなっている状態。
【教えてくれたのは】 工藤孝文さん 内科医・糖尿病内科・統合医療医・漢方医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後は大学病院などを経て、現在は福岡県みやま市にある自身のクリニックにて地域医療に注力。専門は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療、ダイエット治療など多岐にわたり、テレビ・ラジオなどのメディアで医療の最新情報を発信。著書に『「毎日疲れない」にいいこと 超大全』(宝島社)など多数。 イラスト/midorichan 取材・原文/山村浩子