疲れにはワインよりもビールが効く(疲れ知らずのドリンク習慣)【40代、50代・疲れ知らずの体をつくる生活術④】
3 紅茶やコーヒーにシナモンを加え、漢方ドリンクに!
カプチーノやチャイ、アップルパイやドーナッツでおなじみのシナモン。独特の甘い香りが魅力のスパイスで、古代エジプトや中国でも昔から薬用として使われてきた。 「シナモンは体を温めて、血流をよくする効果があるので、冷え症、肩こり、腹痛、月経痛などをやわらげます。また、体内の余分な水分を排出する利尿作用で、むくみの改善やデトックス効果で体をすっきりさせ、脂肪細胞の減少、血糖値を下げる効果で、ダイエットにもいいといわれています。これらの多様な効果から、疲れない体にするためには最適なスパイスといえます」 シナモンはパウダーでもスティックでも効果は変わらないそう。紅茶やコーヒーに加えれば、即席の漢方ドリンクになる。
4 「緑茶コーヒー」は頭すっきり&気持ちを鎮める効果大
今日の食後やおやつタイムは、緑茶にしようか? それともコーヒー? とお悩みの人は、そのふたつをブレンドしてしまおう! なんと、このふたつを一緒に飲むと、デメリットを抑えながら、両方の健康効果がアップして、疲労回復に加えダイエット効果まで期待できるというのだ。 「緑茶に含まれるテアニンとコーヒーに含まれるカフェインには、ともに利尿作用があるので、余分な水分や老廃物を排出します。また、緑茶のカテキンとコーヒーのクロロゲン酸が合わさると脂肪燃焼効果が高まります。 一方で、カフェインには覚醒作用や緊張させる作用がありますが、緑茶のテアニンがその効果をうまく緩和し、副交感神経を優位にしてリラックスさせてくれるのです」 つまり、頭をすっきりさせながら気持ちを落ち着けて、さらにダイエット効果も期待できる優れもののドリンクなのだ。このふたつは同時に飲んでも、混ぜて飲んでもOKだ。
5 はと麦茶でむくみ解消、代謝を高めて疲れ知らずに!
「はと麦茶の原料であるはと麦はイネ科の植物で、漢方薬にもよく使われます。タンパク質は米や小麦の約2倍、ビタミンやミネラルが豊富で、食物繊維は米の約8倍ともいわれています。 特に、はと麦に含まれる成分ヨクイニンは、余分な水分や老廃物を体外に排出して、血流を促します。新陳代謝を高めることで、疲れやすい、冷え症、むくみやすいといった体質を改善して、美肌の効果も期待できます」 こうしたヨクイニンの効果ははと麦茶でも簡単にとることができる。ほかに、スープにはと麦を入れるなどして、継続的に摂取することが大切だ。