朝起きれず会社に遅刻しそうになります。電車より「タクシー」のほうが早いように思うのですが、実際どうなのでしょうか? 都内なら道も混んでますか?
会社に遅刻しそうな場合は、「電車に乗るよりもタクシーに乗ったほうが早く到着できるのではないか」と考えたことがある人もいるでしょう。タクシーや電車は、それぞれにメリットとデメリットがあります。今回は、中野駅から大手町駅まで行く場合にタクシーと電車それぞれを利用する場合のコスパとタイパについて解説します。
タクシーと電車、それぞれでかかる料金と所要時間は
まず、中野駅から大手町駅までタクシーで行く場合にかかる料金についてです。具体的な金額は、利用するタクシー会社や利用する道路によって走行距離が変わるため、一概にはいえません。 例えば、ダイコク交通株式会社が提供している「運賃・所要時間シミュレーション」で算出した場合のタクシー料金は、約34分で約3950円です。また、経路検索サービスの「ナビタイム」を利用して検索した場合は、約36分で約4600円となりました。つまり、4000円前後の料金がかかることが予測できます。 一方、経路検索サービスの「ナビタイム」で電車での料金を検索すると、210円(IC利用の場合は209円)でした。中野駅からは東京メトロ東西線に乗って、乗り換えなしで大手町駅まで行くことが可能です。この場合の所要時間は21分と想定されています。
コスパとタイパはどちらがよいか
中野駅から大手町駅まで行く場合は、タクシーよりも電車のほうが圧倒的に格安で所要時間も短いため、コスパ・タイパともに高い交通手段といえるでしょう。電車は、出発と到着の時間が決められていて大幅に遅れる可能性が少ないため、スケジュールに余裕がない場合は適しています。 しかし、人身事故など何らかのトラブルが起こると運行スケジュールが大幅に変わるだけでなく、場合によっては運休になる恐れがある点には注意が必要です。また、多くの荷物を持っている場合などは、ほかの乗客に迷惑がかかったり、車内に持ち込むのが大変に感じたりすることもあるでしょう。 一方、タクシーの所要時間は電車と大きく変わらないものの、料金が高額になる傾向があります。また、道路状況によっては渋滞などに巻き込まれる可能性があり、その場合は到着時間が遅くなるリスクがあるでしょう。 ただし、電車で運ぶのが大変な荷物がある場合はタクシーだと楽に移動ができるというメリットがあります。目的地まで直行できるため、移動時間の無駄を省ける可能性がある点も特筆すべきでしょう。 一見すると電車のほうがコスパもタイパも高くなりますが、どちらの交通手段を利用したほうがよいかについては状況によって変わるといえます。会社へ遅刻しそうでタクシーを利用する場合は、道路の混雑状況もチェックしておくとよいでしょう。
状況によって電車とタクシーを使い分けよう
中野駅から大手町駅までタクシーで行くと、電車で行く場合よりも時間がかかり、料金も高くなることが想定できるでしょう。しかし、大きい荷物や重たい荷物を持っている場合など、状況によってはタクシーのほうがスムーズな移動が可能になるなどのメリットがあります。 また、目的地まで直行できる点もタクシーならではの特長です。そのため、どちらか一方ではなく状況に応じて電車とタクシーを使い分けるのがよいでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部