「南関東勢は不甲斐ないレース」帝王・山田裕仁が松戸競輪G3・決勝を斬る!今後の課題に言及
「前受けが第一候補だったけど、(取れなかった時の)想定もしていた。実際、去年は自分が1番車で(S取りを)失敗していたし難しい部分もあるので。(南関ラインとして)ああなった時(分断に遭う)の対応などをこれからのためにも話し合っていかないと。そういう話は深谷君たちともレース後にしました」(和田選手) 和田選手はレース後にこうコメントしていましたが、前受けできなかった場合にどう対処するかの相談が、しっかりできていなかったように感じられました。想定していたのであれば、相手の出方の二手先や三手先まで読んで、対応できるはずですからね。北井佑季選手(119期=神奈川・34歳)など若手の躍進がめざましい南関東ですが、だからこそ他地区は、その「後ろ」を狙ってくる。それにどう対応するかが、今後の課題でしょう。 好結果こそ出せませんでしたが、前受けからの突っ張りで深谷選手の番手を狙った取鳥選手は、本当にいい仕事をしていた。これがあっての中国地区ワンツーで、まさに立役者ですよ。あとは、間隙をついての主導権奪取で、ファンをアッといわせた平原選手もお見事。さすがに自力でのタテ脚勝負となると分が悪いですが、それでも存在感はしっかり発揮していましたよ。