「南関東勢は不甲斐ないレース」帝王・山田裕仁が松戸競輪G3・決勝を斬る!今後の課題に言及
現役時代はKEIRINグランプリを3度制覇、トップ選手として名を馳せ、現在は評論家として活躍する競輪界のレジェンド・山田裕仁さんが松戸競輪場で開催された「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」を振り返ります。 2024年8月4日(日)松戸12R 開設74周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(G3・最終日)S級決勝 左から車番、選手名、期別、府県、年齢 ①岩本俊介(94期=千葉・40歳) ②清水裕友(105期=山口・29歳) ③平原康多(87期=埼玉・42歳) ④阿部力也(100期=宮城・36歳) ⑤深谷知広(96期=静岡・34歳) ⑥月森亮輔(101期=岡山・32歳) ⑦和田健太郎(87期=千葉・43歳) ⑧新村穣(119期=神奈川・30歳) ⑨取鳥雄吾(107期=岡山・29歳) 【初手・並び】 ←⑨②⑥(中国)③④(混成)⑧⑤①⑦(南関東) 【結果】 1着 ②清水裕友 2着 ⑥月森亮輔 3着 ⑦和田健太郎
最終日は37度! 酷暑のなかのキツいレース
8月4日には千葉県の松戸競輪場で、燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(G3)の決勝戦が行われています。初日から好天に恵まれましたが、それはつまり「猛暑のなかでのレース」だったということ。最終日も37度という暑さとなりましたから、レースを走る選手はもちろん、現地で観戦された方も大変だったことでしょう。夏だから暑いのは当たり前とはいえ、ここまでの「酷暑」となると本当にキツいですよね…。 松戸競輪場では、つい先日にサマーナイトフェスティバル(G2)が開催されたばかり。S級S班からは、その優勝者である眞杉匠選手(113期=栃木・25歳)が出場します。さらに、深谷知広選手(96期=静岡・34歳)と清水裕友選手(105期=山口・29歳)も出場と、強力な機動型が松戸の333mバンクに集結。地元の期待を集める、岩本俊介選手(94期=千葉・40歳)や和田健太郎選手(87期=千葉・43歳)も要注目でしょう。 3名のS級S班が、それぞれラインの先頭を務めた初日特選。ここは、深谷選手の番手を回る岩本選手を捌いた眞杉選手が、残り1周で番手から発進してそのまま押し切りました。ゴール前では、中団から捲った清水選手や清水選手マークの荒井崇博選手(82期=長崎・46歳)がきわどく迫りましたが、ギリギリ残していましたね。眞杉選手は二次予選でも1着を取って、準決勝に駒を進めます。