サッカーW杯アジア最終予選、日本は豪州・サウジ・バーレーンと同組…9月から対戦
2026年にカナダ、米国、メキシコで共催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の組み合わせ抽選会が27日、クアラルンプールで行われ、8大会連続8回目の出場を目指す日本は、豪州、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同じC組に入った。
9月から来年6月にかけてホームアンドアウェー方式で行われ、各組上位2チームが出場権を獲得。3、4位がプレーオフに回り、残り2・5枠を争う。
※〈1〉国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキング=日本は17位〈2〉日本の通算対戦成績〈3〉今年のアジア杯成績
■豪州: 〈1〉23位〈2〉11勝9分け7敗〈3〉8強
■サウジアラビア: 〈1〉56位〈2〉10勝1分け5敗〈3〉決勝トーナメント1回戦
■バーレーン: 〈1〉81位〈2〉9勝2敗〈3〉決勝トーナメント1回戦
■中国: 〈1〉88位〈2〉15勝8分け7敗〈3〉1次リーグ敗退
■インドネシア 〈1〉134位〈2〉11勝2分け6敗〈3〉決勝トーナメント1回戦
ホームでの初戦に警戒
アジアの出場枠が「4・5」から「8・5」に増えたとはいえ、上位2チームに入る重要性は変わらない。「前回以上に過酷な戦いに挑むことになる」との森保監督のコメントは決して大げさではない。
特に警戒が必要なのが、ホームでの初戦だ。森保監督は前回オマーンに敗れた後、「練習から選手たちは集中できていなかった。初戦は本当に難しかった」と漏らした。欧州組にとって、9月初旬はシーズン開幕直後。日本への遠距離移動も伴い、厳しいコンディション調整を強いられる。移籍した選手や監督が交代した選手、8月末の期限ぎりぎりまで移籍を模索する選手にとっては気持ちの切り替えも容易ではないだろう。
ただ最終予選が初めての選手が多かった前回と違い、冨安(アーセナル)や板倉(ボルシアMG)、三笘(ブライトン)ら多くの主力が、前回最終予選をくぐり抜けているのは大きな強みだ。