侍J・高橋宏斗に大谷翔平の通訳アイアトン氏が熱視線 「プレミア12」2次リーグで米に圧巻4回8K! 本業はドジャースの〝チーム編成〟
国際大会「プレミア12」で日本の柱に据えられた高橋宏斗投手(22)=中日=が米国打線を封じる姿を、ドジャース・大谷翔平(30)の側近がつぶさに観察していた。 【写真】ナ・リーグのMVPに満票で選ばれ、笑顔を見せる大谷翔平と妻真美子さん 日本は21日、スーパーラウンドの米国戦(東京ドーム)に9―1で快勝。大会連覇に向けて好発進を切った。高橋は立ち上がりから自己最速タイの158キロを計測するなど3者連続三振。2回1死二塁、4回1死一塁はスプリットで連続三振に切り抜けた。 4回2安打8奪三振1四球無失点の内容に「あわよくばもう1、2回行けたら本当に完璧だった。内容自体は良かったし、投げているボールもよかった」と胸を張った。これでお役御免かと思いきや、「世界一になるために僕も明日からまたベンチの中で準備しますし、もし投げろといわれれば、もちろんマウンドに上がるつもりで準備したい」と再登板に向けて燃えている。 本領を発揮した剛腕の姿をネット裏に集結した約20球団の米大リーグスカウト陣はじっくりと観察し、映像に収めていた。その中には意外な人物の姿も。ドジャースで大谷の通訳を務めるウィル・アイアトン氏(35)が試合開始直前に東京ドームに駆け付けていたのだ。 今年3月に大谷の口座から不正送金するなどして解雇された元通訳の水原一平被告に代わって大谷を担当することになったアイアトン氏は、チーム編成部での業務が本職。昨年3月にドジャースの球団幹部が日本代表の宮崎でのWBC直前合宿を視察した際にはアテンド役として随行していた。 ドジャースは今大会の視察に3人以上のスカウトを投入している。蜜月がささやかれる佐々木朗希投手(22)だけでなく高橋までも加えて日本人ローテーションを作り上げようとしているのか。 (片岡将)