買い物好きの人はモノの量に要注意! 片づけを習慣化した人は家事の量も無駄遣いも減る
片づけられないと悩む人は多い。そんな片づけを習慣化することで部屋がきれいになるだけではなく、人生までも変わる――。大人気のお片づけ習慣化コンサルタント、西崎彩智さんはそう提唱する。ではなぜ、部屋にモノが増えてしまうのでしょうか。西崎さんの最新刊『人生が変わる片づけの習慣 片づけられなかった36人のビフォーアフター』(朝日新聞出版)から一部を抜粋する。 * * * 家から少しずついらないモノを出していっても、またどんどん新しいモノを部屋の中に入れてしまってはいつまでたっても片づきません。特に気をつけたいのは、次のような方です。 ・セール品・限定商品に弱い 人間は「得をしたい」と思うより、「損をしたくない」と思う気持ちの方が強く出る、と言われています。セール品や限定商品をつい買ってしまう行動もこれを逃すと損するのではないかという“不安”から買い物に駆り立てられているのです。 ・新しい製品が出ると買いたくなる 新しいモノを買うのが好きな人の中には、買ってしまうとそこで満足してしまい、数回使うとどこかにしまいっぱなしにしてしまうことも。また新しいモノを物色したり、それを買ったことさえ忘れて同じようなモノを買ってしまう人もいます。 ・モノを買うことでストレスを発散している 毎日忙しくて心に余裕がないと現実逃避をするかのように、ネットショッピングや“推し活”に夢中になる人がいます。そこで不要なモノやグッズ購入などをして部屋の中にモノが堆積するという結果に。 未就学児のお子さん2人がいるM さんは、フリマサイトで買い物をすることが日常の楽しみであり、ストレス発散でもありました。子ども服はサイズが合わなくても、もうじき大きくなるから、とポンポン買い込んでいました。買ったモノを押し入れにしまい込んでいた結果、気づいたらほとんどサイズアウトしたモノばかりになっていたそう。これなどは典型的な「買って満足」してしまったケースです。