ロールス・ロイス新型「カリナン シリーズII」が登場! 超高級SUVの進化したポイントを解説します
カリナン シリーズII:インテリア
より大胆な自己表現を求める多くのカスタマーの要望を反映し、革新的な装飾とディテールがカリナン シリーズIIのインテリア全体に加えられた。ダッシュボード上部のピラーからピラーまでガラスパネルで覆われたフェイシアは、このクルマのジオメトリーにとって最も重要な変更点であり、デジタルとフィジカル両方のクラフツマンシップを演出するエレガントで多彩なデザイン要素である。 ドライバーの正面にあるメータークラスターパネルと、フェイシア中央の常時見える新しいセントラル・インフォメーションディスプレイは、先進のSPIRITオペレーティング・システムを採用するために再設計された。このデジタル・インターフェースは、BEVモデルの「スペクター」で初めて導入されたもので、カリナン シリーズIIは、V12エンジンを搭載するロールス・ロイスで初めてSPIRITを採用したモデルである。また、SPIRITはビスポークのパーソナライゼーションを物理的な世界からデジタルの世界へと拡張する機会を提供する。 SPIRITでは、ロールス・ロイスのプライベート・メンバーアプリケーションである「ウィスパー」もカリナンで使用できる。顧客はアプリを通じて、目的地を直接車に送信したり、車の位置をリモートで確認したり、車両の施錠を管理したりすることができる。 とくにカリナン シリーズIIの後部座席では洗練されたコネクティビティを楽しめる。リアスクリーンには、最大2台までのストリーミングデバイスを接続することができ、ストリーミング・カー・マネジメントやマッサージ、ヒーター、クーラーなどのシート機能のためのビスポークインターフェイスが組み込まれている。 インターネット接続により、顧客はWi-Fiホットスポット接続と各スクリーンの独立したストリーミングを楽しむことができる。カリナンで初めて、あらゆるタイプのブルートゥース・ヘッドフォンをリアシートのインフォテインメント・システムとペアリングできるようになったほか、最新世代の18チャンネル1400ワット・アンプを搭載した、卓越した18スピーカー・ビスポーク・オーディオシステムを楽しむこともできる。カリナン シリーズIIは、ブランドの名高いスピーカー・アーキテクチャを継承しており、クルマのアルミニウムシルセクション内の空洞を低周波スピーカーの共鳴室として使用し、クルマ全体を効果的にサブウーファーに変えている。 助手席の真正面には、イルミネーテッド・フェイシアパネルがある。これは、「ゴースト」でデビューした後、スペクターでも採用され、今回初めてカリナンファミリーで利用できるようになったモダンクラフトの表現である。このモデルでは、イルミネーションで飾られたカリナンのワードマークと、世界の大都市の摩天楼からインスピレーションを得たユニークなシティスケープグラフィックが特徴となっている。このグラフィックは、特別に開発された技法で作られており、強化されたセキュリティガラスの背面に7000個のドットがレーザーエッチングされている。このプレタポルテ・デザインに加え、ビスポークデザイナーとのコラボレーションにより、顧客は自分だけのイルミネーテッド・フェイシアモチーフを作ることができる。 助手席側のセントラル・インフォメーション・ディスプレイと並ぶのは、新しいスピリット・オブ・エクスタシー・クロックキャビネットである。このユニークなはめ込み式のガラス戸には、アナログ時計とライトアップされたスピリット・オブ・エクスタシーの小さな彫像の両方が展示されている。彫像は無垢のステンレススチール製で、マットブラックのバックパネルと光沢のあるサイドパネルが反射効果を生み出している。 スピリット・オブ・エクスタシーをクルマのインテリアに取り入れることは、4年にわたる開発の成果であり、アナログとデジタルの職人たちのユニークなパートナーシップによって、ドラマチックで綿密に編成された光の流れを作り出した。この光の流れは、クルマに乗り込むとドライバー用ディスプレイが照らされるところから始まり、セントラル・インフォメーション・ディスプレイ、そしてイルミネーテッド・フェイシアへと続く。スピリット・オブ・エクスタシーは、最初は下から照らされ、まるでデビュー公演のスポットライトを彷彿とさせる。