19インチも選べるスポーツモデル VW「ゴルフGTI」 270馬力のハイブリッドも登場
ゴルフの高性能モデルが大幅改良
改良を受けたゴルフの高性能モデルが欧州で販売開始されている。パワートレインや装備を強化したが、右ハンドルの英国仕様は一部でやや値下げとなった。 【写真】長い歴史を持つドイツ製ホットハッチ、最新型が登場【フォルクスワーゲン・ゴルフGTI、ゴルフGTEを写真で見る】 (21枚) ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは6月20日、高性能ハッチバック「ゴルフGTI」の改良新型の英国向け販売を開始した。価格は3万8900ポンド(約785万円)からで、改良前に比べて1000ポンド(約20万円)安く設定されている。 また、高性能プラグインハイブリッド(PHEV)の「ゴルフGTE」は3万9750ポンド(約800万円)から、「ゴルフeハイブリッド」は3万6760ポンド(約740万円)からで、英国では6月27日より販売開始される。 なおゴルフGTIは、ドイツでは5月より4万4505ユーロ(約760万円)で販売されている。 フォルクスワーゲン・ゴルフは今年で誕生50周年を迎え、第8世代となる現行型は全モデルで大幅な改良を実施した。今年後半には四輪駆動の最上位モデル「ゴルフR」も登場し、フルラインナップが揃う。
PHEVは272馬力を発生
今回の改良では使い勝手の向上、内装材の改良、内外装の一新など、幅広く変更が加えられている。 ゴルフGTIでは2.0L 4気筒ガソリンターボエンジンが強化され、最高出力は20psアップの265ps/5250~6500rpmとなった。1600rpmの低回転から37.7kg-mのトルクを発生し、7速DSGとの組み合わせで0-100km/h加速5.9秒を実現した。最高速度は電子制御により250km/hに制限される。 PHEVのゴルフGTEは、1.5Lガソリンターボ(1.5 TSI evo2)と電気モーター、19.7kWhバッテリー、6速DSGを組み合わせ、合計出力272psを発生。電気のみでの航続距離は131km(欧州WLTPサイクル)とされる。 ゴルフeハイブリッドは同様のパワートレインを搭載するが、パワーをやや抑え、合計出力204ps、電気のみでの航続距離は143kmとなる。ガソリンとバッテリーを満タンにした状態でのハイブリッド走行では最長1000kmの航続距離を実現しているという。また、AC充電器で最大11kW(従来は3.6kW)の充電が可能になり、最大50kWのDC急速充電にも対応する。